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おもしろい本みつけた35
はじめに
このブックリストは、2016年の1月から12月までに発行された新刊図書の中から、おすすめの本を世田谷区立図書館子どもサービス推進部会で検討して選んだものです。
えほん
マイケル・ボンド 文 エミリー・サットン 絵 早川敦子 訳 | |
徳間書店 | |
ネズミのペックさん一家は、お金もちのおやしきにある、りっぱな人形の家に住んでいました。それはすてきな家具や銀のしょっきもそろったうつくしい家で、ネズミたちはしあわせにくらしていました。あるとき、十三びきの子ネズミたちが人形の家を大そうじすると、たいへんなことがおきて家に住めなくなってしまいます。さて、ペックさん一家はどうなってしまうのでしょうか。 |
きむらゆういち 文 たじまゆきひこ 絵 | |
講談社 | |
おじいさんが がんばってそだててきたおいもが、よるのあいだに どんどんへっていきます。 おじいさんは、はたけにあなをほって いもどろぼうをまちぶせました。 すると、イノシシとウリボウが、おいもをかかえて はしっていきます。 つかまえようとするおじいさんに、どうぶつたちは、じぶんたちが すんでいるところにできたいもだから「どろぼうなんてとんでもない」といいました。 はたして いもはだれのものなのでしょう? |
あべ弘士〔作〕 | |
小学館 | |
水の中の魚をとるのは上手だけど、空たかくとべないカワセミ。下から上へビューッと空たかくとべるけど、水の中はにがてなヒバリ。よこへビューッととんで虫をつかまえるのが とくいなヨタカ。鳥たちのかいわやうごきから、「とくいなことばかりじゃなく、にがてなこともあっていいんだ」とおもえるお話です。 |
鈴木まもる 作・絵 | |
童心社 | |
なつのすなはまで、ウミガメのおかあさんがたまごをうみました。やがて、たまごから出で てきた子ガメたちはうみにむかっていきますが、カニやとりにたべられたりみちをまちがえたりして、うみにたどりつけない子ガメもいます。 うみにはいってからも、さかなやとりに おそわれることがあります。なかには、にんげんがすてたビニールやペットボトルを たべてしまう カメもいます。 いきのびたカメは、おおきくなって、1ねんくらいかかって 日本にもどってきます。そんなカメたちのたくましいくらしぶりを しょうかいしています。 |
渕上サトリーノ 文 上杉忠弘 絵 | |
講談社 | |
どうぶつカイゴセンターには、たくさんのきずついた動物たちがはこびこまれてきます。ラディもきずだらけではこびこまれ、きせきてきに元気になったねこでした。 ある日のこと、車にはねられた犬がはこびこまれてきました。すると、ラディはまるで看護師のようにその犬に近づき、だきしめたのです。それからというもの、どんなおおきな動物がはこびこまれてきても、こわがることなくよりそうようになったのです。 これは、ポーランドのアニマルシェルターでほんとうにあったお話です。 |
リンジー・マティック ぶん ソフィー・ブラッコール え 山口文生 やく |
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評論社 | |
「クマのプーさん」(A.A. ミルンさく)のお話はなしにはモデルになったクマがいたのです。 100年ねんくらい前まえ、軍隊ではたらいていたじゅういさんが、あるえきで、コグマとであい、つれてかえりました。 |
佐藤哲也 文 網中いづる 絵 | |
福音館書店 | |
かっこいいふく、かわいいふく、いろいろなふくがあるけれど、ふくはなにからできているのでしょう。ふくは布からできています。布は糸からできています。糸は「せんい」からできています。では、「せんい」はなにからできているのでしょう。 みんなが着ているふくはなにからできているのでしょう。 |
くすのきしげのり 作 のしさやか 絵 | |
フレーベル館 | |
ななえのいえでは あかちゃんが うまれるので、にゅういんした おかあさんのかわりに、おばあちゃんが てつだいにきてくれました。でも、おばあちゃんは ころんで うでを いためてしまいます。 そこでななえは、おばあちゃんの おてつだいを することにしました。おりょうりが うまくいかなかったけれど、かえってきたおとうさんと こころをこめて つくったら、すてきな ごちそうが できました。おばあちゃんは、とてもよろこんで くれました。 ほめられたり、「ありがとう」って いわれたりすると、とってもいいきもち。 |
リサ・パップ 作 菊田まりこ 訳 | |
WAVE出版 | |
マディは字じ をよむことがだいきらい。こくごのじかんに、がんばってよみますが、もらえるのは、がんばりましょうのシールばかり。 ある土曜日、ひさしぶりにとしょかんへいくと、としょかんの人ひとに「犬に本をよんでほしいの」とたのまれました。それから土曜日は、おおきなしろい犬ボニーに、としょかんで本をよんであげることになりました。ことばがでてくるのをじっとまっていてくれるボニー。マディは本をよむのがたのしくなってきました。 学校で本をよむ日がやってきました。たくさん本ほんをよめる子がもらえるシールは、もらえたでしょうか。 |
原知子 ぶん こばようこ え | |
くもん出版 | |
わたしがすんでいる町には、おとなも子どもも、一年に一日だけ「うさぎ」になってしまう「うさぎの日」があります。 今日は、その「うさぎの日」です。クラスでかっているうさぎのメイちゃんや、町にすむ たぬきのおやことおはなしができました。どうぶつたちの こまっていることをきいて、どうしたらいいか みんなでいっしょに考えました。まいとし、この「うさぎの日」がおわると、町がまえよりずっといい町になっています。そんなふしぎな一日のおはなしです。 このおはなしをかいたのは小学生です。 |
低・中学年むき
ニック ドーソン さく パトリック ベンソン え いだてつじ やく | |
福音館書店 | |
冬の北極は、あたり一面雪と氷ばかりで、まるで白い砂漠のようです。しかし、春になると植物や動物が一気に増えて食べ物ものが豊かになります。すると、世界中から何百万という生き物ものがやってきます。 コククジラは8千km南のメキシコから、アジサシは、地球の南の端にある南極からやってきます。泳いでくるもの、空を飛んでくるもののほかに、カリブーのように、歩いてやってくるものもいます。 |
萩原弓佳 作 洞野志保 絵 | |
PHP研究所 | |
とてもいじのわるいヒツジのせなかに、とてもおこりんぼうのハリネズミが足をすべらせて、落ちてしまいました。 始めはケンカをしていたふたりですが、いっしょにいるうちに、お互いを心配するようになりました。相手を思いやる優しい気持ちがわかる一冊です。 |
にしかわおさむ ぶん・え | |
小峰書店 | |
どうぶつえんとデパートにでかけた ツトムとおばさんは、かえりのでんしゃでぐっすり。ふたりとも ゆめのなかで こどものころの なつかしいひとにあえました。すると、こどものカミサマがあらわれて「おいらが ゆめをみせた ひとは、しあわせになれるってさ」といって さくらふぶきといっしょにきえていきました。ふたりのあたまのうえは、はなびらでいっぱいでした。 ほのぼのとしたきもちになれる おはなしです。このほかにも、ツトムと ともだちのどうぶつたちのおはなしが5つ たのしめます。 |
佐藤まどか 作 ひがしちから 絵 | |
フレーベル館 | |
まっくろい雨ぐもの空と同じように未央の心も、どんよりくもり空。なかよしのマミちゃんとケンカしてしまったからです。 ひとりであそびにいこうとかさをさしたら、ほねがおれていました。ちょうどとおりかかった かさのしゅうりやのおじいさんにあずけると、かわりのかさをかしてくれました。そのかさは、くもった心こころによくきく「くもりがさ」です。 ふしぎな「くもりがさ」は、未央の心にもよくきいたでしょうか?マミちゃんとなかなおりできるかな? 心こころがチクチクしてしまったとき、よむと元気がもらえる本です。 |
くすのきしげのり 作 小泉るみ子 絵 | |
文溪堂 | |
運動会のときょうそうで、一番になるところを父ちゃんにみてもらいたいアキヨシ。でも、棟梁の父ちゃんは、仕事で運動会にこられません。「がんばってもしかたないや」っていったら、母ちゃんが、運動場につれていってくれました。そこで父ちゃんがしていたことを見たアキヨシは、がんばるって やくそくをします。 運動会のとちゅうで、つむじ風かぜがとおりすぎたけど、テントはびくともしていませんでした。それは、父ちゃんのおかげなんだということを、アキヨシは知っていました。 そして、いよいよ ときょうそう。じゅんばんをまっているときに見たものは。 |
ナンシー・チャーニング 文 ジェズ・ツヤ 絵 斉藤洋 訳 |
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光村教育図書 | |
野球の審判のジャスチャー「セーフ」「アウト」は今では、当り前ですが、野球が始まった頃にはありませんでした。メジャーリーグでかつやくしたウィリアム・ホイが考えたのです。耳が聞こえないため審判の声がわからずに悲しい思いをしていたウィリアムはジェスチャーを思いつき、絵を書いて審判に見せると「これはいい」とその後の試合で使うようにしてくれました。 ウィリアムのひたむきさに勇気がわいてきます。 |
松岡享子 編・訳 下田昌克 絵 | |
こぐま社 | |
インドネシア、ネパール、インドという、アジアの三つの国の昔話ばなしがあつめられています。インドネシアのお話は、「人さらい」から男の子 が、ちえをつかって逃げるお話です。三つのお話はどんな時も落ち着いて、ちえを働かせることの大切さを教えてくれます。 |
萱野茂 文 どいかや 絵 | |
あすなろ書房 | |
アイヌは、ほっかいどうや、にほんのあちこちに ずっと むかしから すんでいる人たちのことです。アイヌの人たちは、山や川やどうぶつなど、あらゆるものに神さまがやどっていると しんじていました。なかでもくまは、くらいの高い神でした。この むかしばなしも、くまの神がでてくる ふしぎな おはなしです。 |
マリオン・アピントン 文 ルイス・スロボドキン 絵 清水眞砂子 訳 |
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瑞雲舎 | |
カルペパー一家は紙から切り出した紙人形の一家です。まず、お父さんとお母さんができ上がりました。次に、紙を折りたたんで子どもの形に切り出して広げると、手をつないだ男の子と女の子たちができました。そんな紙人形たちが人間の子ども部屋で、思い思いに動きまわります。紙ですから、閉まったとびらの下のすき間からすうっと出入りすることだっておてのもの。紙ならではの思いもよらない事件が起きますが、家族思いの一家は力を合わせて乗り切ります。小さな子ども部屋の中で起きている紙人形たちの世界をのぞいてみませんか。 |
三輪裕子 作 石山さやか 絵 | |
あかね書房 | |
鉄平と健と人はクラスの中なかでやりたい放題で、とてもいばっています。仕返しがこわくて、みんな文句を言えません。陽太は、二人をさけて、体は大きいけれど おっとりした武士ちゃんと仲良くなります。 ところが、鉄平たちは、はむかった陽太から大事な友だちの武士ちゃんをうばって、自分たちのけらいにしてしまいます。 しばらく様子を見ていた陽太ですが、そんな武士ちゃんを見ていられません。けらいをやめるのは勇気がいりますが、陽太と武士ちゃんは、本当に大切なもののために ついに立ち上がります。そして、ドッジボールで二人と対決するのでした。 |
高田由紀子 作 木村いこ 絵 | |
ポプラ社 | |
裕輔は、佐渡島の万福寺のあととり息子で小学四年生です。マンガ家になるのが夢で「お寺の子なんて、いやだ!」と思っています。 二学期の席がえでとなりになった美雪は、少しもわらわずしゃべりません。父親が一年前に交通事故で亡くなっていたのです。二人は少しずつ話すようになりますが、「お寺はこわい」と言う美雪。美雪のはなしを聞いて、裕輔は自分にできることを考えます。そして、美雪のお父さんの一周忌に、すてきなアイディアを思いつくのでした。 |
高学年むき
かこさとし〔作・絵 〕 | |
偕成社 | |
1月から12月まで、毎日、その日に生まれた科学者の名前と発明などが紹介されています。 「今月の化学の人」を読むと、その月生まれの人物の中から、代表的な化学者の主な研究や成果がくわしくわかります。 「だるまちゃん」シリーズ(福音館書店)でおなじみのかこさとしさんが書いた楽しみながら科学とふれあうことができる1冊です。 |
石井誠治〔著〕 | |
くもん出版 | |
人や動物が 病気やけがをするように、樹木も具合が悪くなることがあります。ふたたび元気をとりもどすためには、人の手助けが必要です。 そこで登場するのが樹木のお医者さん「樹木医」です。私たちの住む世田谷区にも「樹木医」によって守られた木々があります。この本には、上北沢の桜並木、桜小学校の校庭にあるアカガシの大木などが載っています。それらの治りょうの様子が興味深く書かれていて、今気づかなかった もの言わない木々の声が伝わってきます。 |
手島悠介 作 岡本颯子 絵 | |
講談社 | |
子ねずみのチッくんは、特攻隊員の少尉から、食べ物ものをもらったり、本を読んでもらったりしていました。その本は「よだかの星」で、よだかが空にのぼって星になるお話でした。やがて、少尉も特攻隊員として戦争にいき、星になってしまいます。 ひとり残されたチッくんは、少尉が残した「愛の手紙」を見つけ、その手紙を鹿児島から東京へ、とどけることにしました。 しかし、東京は大空襲。焼夷弾が落ち、火の海の中をチッくんは懸命に手紙をとどけます。 戦争の悲劇を伝える物語です。 |
ニコラ・デイビス 文 もりうちすみこ 訳 | |
さ・え・ら書房 | |
クマのショーをするクマ使いの家に生まれた少年ザキの夢ゆめは、音おんがくか楽家。クマ使いになどなりたくありません。犬歯をぬかれたり、踊りを覚えさせられたりするのは、クマにとっても幸せなことではありません。 横笛を吹く自分のそばで遊ぶ二匹の子グマを見ているうち、この子たちをこのまま野生に帰してあげたいと思うようになったザキは、二匹を連れて家出をしたのです。 森の中では危険な動物に出会ったり、山火事からにげたりしながら、えさをとる方法や森での暮らし方をザキは子グマたちに教えるのでした。 |
池田ゆみる 作 羽尻利門 絵 | |
さ・え・ら書房 | |
お母さんと二人きりで暮らす春菜は「自立支援センター・あけぼの住宅」へ引っ越しました。となりには、市民図書館がありました。 翌日、春菜は生まれてはじめての図書館で、読み聞きかせに使われた『ちいさいおうち』*という絵本を借ります。その本をくりかえし読むうちに、本の世界に引き込こまれていきました。図書館の人や友人の心づかいで、周囲とも打ち解けて話せるようになっていきます。 図書館に行って、たくさん本が読みたくなるお話です。 *バージニア・リー・バートン文・絵 石井桃子訳 |
嘉成晴香 作 小倉マユコ 絵 | |
朝日学生新聞社 | |
佐山彩人と北村連司は幼ななじみ。小学校六年生になる春休み直前に彩人が引越しをすることになりました。その引越し先は思いもかけない場所で、彩人と連司は連絡がとれなくなってしまいます。 周りの人達との生活のちがいにとまどいながらも彩人は、引越しをしてからふさぎこみがちな母や、新しくできた友達に向き合っていきます。 一方、連司は彩人と連絡がとれないことを気にしつつも、中学受験の勉強にはげんでいます。ピリピリした学校生活やいつもとちがう妹の様子に悩みます。 ちがう「セカイ」でそれぞれに立ちはだかる困難に、彩人と連司は全力で立ち向かっていきます。 |
小俣麦穂 著 ささめやゆき 絵 | |
講談社 | |
さっ太の住すむ村では、じゅうぶんに馬の世話ができるようになると、自分だけの馬をもらうことができます。今年もその日、駒王祭がやってきました。 さっ太は黒い子馬をとても気に入っていて、その馬がもらえたらと願っていました。でも、その子馬を欲しがった子がもう一人いました。千吉です。そこで、村の長さまから、どちらがその子馬をもらうのにふさわしいかを決めるために、山神さまの祠から宝物をみつけてくるように言われました。 |
高岡昌江〔文〕 篠崎三朗〔絵〕 | |
学研プラス | |
動物たちにも おとしよりがいることを知っていますか? 動物園や水族館の動物たちが、どのような暮らしをして、どのようにして年を重ねてきたかを書いた本です。 いつもそばにいる飼育係さんにインタビューしているので、飼育係の仕事や、動物たちに対たいする気きも持ちなどもわかります。 この本ほんを読むと動物園や水族館の動物たちの見かた方が変わるかもしれません。 『動物のおじいさん、動物のおばあさん』シリーズの第2作です。 |
高橋昌巳 監修 こどもくらぶ 編 | |
岩崎書店 | |
みなさんは、目で文字を追って本を読みますね。目の不自由な人たちはどうしているのでしょう。 ひとつには、点字といって、紙にうたれた点を指でさわって、文字を読みます。点字はたて3点、横よこ2列にならんだ6つの点を組み合わせて、文字や数字などを表します。 私たちのまわりにも点字で書かれたものがたくさんあります。 |
臼井二美男 著 | |
ポプラ社 | |
義肢装具士の臼井二美男さんのこれまでの道のりを臼井さん本人が書いた本です。 「走れる義足」作りに一心に取り組む臼井さんと、夢に向かってチャレンジをつづけている義足のアスリート達たちの姿からは勇気をもらえます。また義足や義肢装具士の仕事、パラリンピックについて図や絵でわかりやすく紹介されています。 この本から、大事な足を失なってもくじけずに新たなことに挑戦している人達たちがたくさんいること、それを支える臼井さんのような人達たちがいることを知ることができます。 |
クロディーヌ・ル・グイック=プリエト 著 坂田雪子 訳 |
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PHP研究所 | |
障がい者支援施設で暮らしているテオは、何をするにも人の助けが必要です。そのたびに「ありがとう」と言わなければならない生活にうんざりしたテオは、お礼を言わない決心をしますが、施設の職員とぎくしゃくしてしまいます。 「ありがとう」の数を減らすために、何でも自分でやるという挑戦をはじめます。また、スポーツにかかわることで前向きになっていき、ぎゃくに「ありがとう」と言ってもらえるまでになりました。 テオは自分の障がいと向き合い、たくさんの困難を乗り越えていきます。障がい者の気持ちが伝わる物語です。 |
山本悦子〔作〕 | |
岩崎書店 | |
優菜は、この春から中学一年生です。76歳の祖母も夜間中学校へ通うと宣言します。祖母は戦争のために中学校へ行けなかったので、ずっと勉強したいと思っていました。 夜間中学校は、夕方から授業が始まります。働きながら通っている人や外国の人もいます。生徒の年齢も様々です。優菜はケガをした祖母の送り迎えで夜間中学校へ通うことになりました。祖母の学習に対するひた向むきさや、夜間中学校の同級生の事情を知ることで、優菜は成長していきます。 |