賀川豊彦と世田谷郷ー上北沢から世界平和を訴えた社会運動家による下馬での戦災者支援

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  • 上北沢
  • 掲載日2026年6月24日
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内容

 下馬図書館の周囲に林立する都営下馬アパートは、昭和40年頃に鉄筋コンクリートの建物になるまで、
明治時代に建造された木造の兵舎を再利用した集合住宅となっており「世田谷郷」と通称されました。
これは終戦直後、空襲等による被災者や引揚者に住居を提供するようになったのが始まりでした。

 昭和21年2月28日、「人間宣言」を行って間もない昭和天皇が世田谷郷を訪れました。住民の歓迎を
受ける天皇を案内する一人は社会運動家として知られる、世田谷区上北沢ゆかりの賀川豊彦です。
この兵舎群を被災者住宅として転用するために国から借り受けたのは賀川でした。

 若き日にキリスト教に目覚めた賀川は救貧活動や労働運動、さらには生活協同組合や人々が互いに
助け合う共済等、社会システムの構築を通して誰もが幸福な生活を送れる世界の実現を目指しました。
戦時中は平和を唱えて憲兵隊や警察に拘束された一方、日米開戦直前には平和使節として渡米、
終戦後には戦災者の救援や、終戦直後に成立した東久邇宮内閣の参与などを務めました。また、自身の
半生を文学作品とした『死線を越えて』は大正期最大のベストセラーとなりました。ノーベル文学賞候補・
平和賞候補となった事も知られます。本パネル展では賀川の多様な活動と共に、世田谷郷の住民を中心に
発生した「米よこせデモ」などを文献や写真資料に基づいて紹介します。これらを通じて、平和について
再考いただければ幸いです。

 また、世田谷郷の時代を知る方々に、当時の暮らしを詳細に聞き取り、記録する活動が令和3年より
世田谷パブリックシアターを中心に実施されており、本展では、その成果も併せて紹介します。

パネル展会場

下馬図書館会場
2026年7月10日(金)ー9月9日(水)

世田谷区下馬2-32-1 電話:03ー3418ー6531
午前9時ー午後7時 
会期中の休館:8月13日(木)

 

上北沢図書館会場
7月10日(金)ー9月9日(水)

世田谷区上北沢3-8-9(上北沢区民センター地階) 電話:03-3290-3411
午前9時ー午後7時(祝日は午後5時閉館)
会期中の休館:月曜日(7月20日は開館)、7月21日・23日

 

せたがや未来の平和館(世田谷区立平和資料館)会場
10月10日(土)ー11月3日(火・祝)

世田谷区池尻1-5-27(世田谷公園内) 電話:03-3414-1530
午前9時ー午後5時(入館は午後4時45分まで)
会期中の休館:火曜日(11月3日は開館)

関連企画

講演会①「賀川豊彦の生涯」
講師:杉浦秀典氏(賀川豊彦記念松沢資料館 副館長・学芸員)
日程:8月8日(土) 午後2時ー4時
会場:賀川豊彦記念松沢資料館
定員:先着30名(事前申込先:上北沢図書館 TEL:03-3290-3411)
参加費:無料(要事前申込/事前申込者のみ入館料無料)

 

講演会②ー1 「賀川豊彦の人物像」
講師:杉浦秀典氏(賀川豊彦記念松沢資料館 副館長・学芸員)
講演会②ー2 「世田谷郷の暮らしとまちの思い出を尋ねて」
講師:阿部健一氏(『下馬兵舎時代の思い出』プロジェクト進行役)
   塩原由香理氏(世田谷パブリックシアター 劇場部学芸事業担当)
日程:8月15日(土) 午後2時ー4時
会場:三茶しゃれなあどホール6階
定員:先着78名(事前申込先:下馬図書館 TEL:03-3418-6531)
参加費:無料(要事前申込)

 

世田谷郷の暮らしをテーマにしたオリジナル紙芝居の上演
世田谷郷の時代を知る地域の方々へのインタビューを基に、
学生ボランティアが制作した紙芝居を中心にしたおはなし会
(2026年4月開催の「極楽フェス」で制作・発表された紙芝居)
日程:10月18日(日) 午後2時ー2時30分
会場:せたがや未来の平和館(世田谷区立平和資料館)
定員:先着15名(直接会場におこしください)

その他

チラシはこちら(PDF:929KB)

このページについてのお問い合わせ先

上北沢図書館
電話番号 03-3290-3411 ファクシミリ 03-3290-9891