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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第51回 おいしそうなものいっぱい!?~こどもの頃に読んだ本の食べ物の思い出~

  • 掲載日2022年5月26日

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第51回 おいしそうなものいっぱい!?

 この本は第10回(2018年12月)にとりあげられていますが、私にとって子どもの頃に読んだ本の中で特に印象に残った1冊です。家においてあり何度も読んでいたことをよく覚えています。

 「ほいくえん」に通う園児が主人公の7つのお話が収録されています。保育園の先生や母親を困らせることをよくする園児が保育園で起こすさまざまな出来事が描かれています。お話には「おに」が出てきたり、動物がしゃべったり、おもちゃが歩いたりするファンタジーで、挿絵もたくさん使われています。子どもの頃、読んだ時には文章とともに絵もお話のイメージをふくらますのに効果的だと感じていました。「おに」の顔がとても怖かったことや、とても親しみやすい登場人物が記憶に残っています。 久しぶりにこの本を手にし、お話に多くの食べ物が出てくることに改めて気づかされました。


*さて、この本はなんでしょう?こちらをクリックすると本の情報が表示されます*

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『いやいやえん』中川李枝子作 大村百合子絵(福音館書店)
くじらとり → さかな
やまのこぐちゃん → こぐ のおべんとうのおにぎり
おおかみ → おおかみにとっての「しげる」???
やまのぼり → りんご・みかん・ばなな・もも
いやいやえん → りんご・たまごやき・おいなりさん

私が、子どもの頃にこの本に共感したのは、実は食べ物が多く出てきたからだったのかもしれません。

 


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