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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第50回 満腹でも食べたくなる?〜こどもの頃に読んだ本の食べ物の思い出〜

作成日:2022年5月25日

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第50回 満腹でも食べたくなる?

 満腹になると、気持ちがほっこりして、たいていのことは受け入れられるものです。母からこの本を読んでもらったのも夕食でお腹がいっぱいになった後だったと記憶しています。
 恐ろしい人喰い鬼が、主人公のゼラルダの料理の腕に胃袋をつかまれ、最終的には結婚に至るという、ある意味超展開なこのお話ですが、人喰い鬼の絵が大変おどろおどろしい代わりに、出てくる料理はとてもおしいそうでかつ個性的。七面鳥の丸焼きシンデレラ風やレディーフィンガー・ビスケットなど、大変ユーモアにあふれるものとなっており、夕食後でも食べてみたくなったのを覚えています。

 『すてきな三にんぐみ』などでブラックユーモアあふれる作風で有名なウンゲラーの著作らしく、最後も大変スパイシーな終わり方をするこの本。
 普通の絵本では満足できなくなった方は、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。


 


*さて、この本はなんでしょう?こちらをクリックすると本の情報が表示されます*

zeralda.jpg

『ゼラルダと人喰い鬼』トミー・ウンゲラー〔作〕・たむらりゅういちやく・あそうくみやく(評論社)


 


 「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし第1回〜第49回はこちら