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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第26回  親子で「貸出禁止の本」をよむ!?

作成日:2020年4月23日

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第26回  親子で「貸出禁止の本」をよむ!?

 思わぬ学校の長期休校で、妹の相手をしながら毎日自宅で留守番をしている中学生の娘。

普段なら「親のススメる本」など、全スルーのお年頃だが、暇を持て余しているからか、はたまた、「この本の主人公は、うるさい妹たちが二人もいて、家では”お姉ちゃん“だからって自分の居場所も言い分も認められない女の子なんだよ」という一言に強い親近感を覚えたのか、「読んでみる」と手を伸ばしてきました。タイトルは『貸出禁止の本をすくえ!』アラン・グラッツ著/ないとうふみこ訳(ほるぷ出版)

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頭の中では言いたいことであふれているのに、口に出せない「いい子ちゃん」な主人公、エイミー。図書館で大好きな本を借りて読書する時間だけが、自分だけの自由な時間だったのです。ところがある日、PTAの会長のおばさんが自分一人の意見でエイミーのお気に入りの本を貸出禁止本にしてしまいます。そんなの絶対におかしいと思ったエイミーは、勇気をだして行動を起こす、というストーリー。

帰宅すると、娘は「おもしろかったー」と言って本を返してきました。もう読んだのかと驚くと、「貸出禁止本の中で、知ってる本があった!『クローディアの秘密』って私も読んだことあるよ」とうれしそう。

kuro-delianohimitu.jpgE.L.カニグズバーグ作/松永ふみ子訳(岩波書店)

どうやら知っている本のタイトルが出てきて興味がわき、一気に読めたようでした。「どの本も面白そうだよね!」から「じゃあ今度、出てきた本をかたっぱしから読んでみようよ」と盛り上がりました。さて、これは図書館員として負けてはいられない…娘より先に読破しないと!

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