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子ども読書活動推進フォーラムを開催しました

作成日:2020年2月26日

第14回世田谷区子ども読書活動推進フォーラム
「心をはぐくむ言葉と絵本」

  令和2年2月8日(土曜日)午後1時30分から、教育センター3階「ぎんが」にて、子ども読書活動推進フォーラムを開催しました。今回は「心をはぐくむ言葉と絵本」をテーマに、講師として寮美千子氏(作家)およびアーサー・ビナード氏(詩人)をお招きし、言葉が子どもの心をいかに育んでいくかについて講演していただきました。

 第1部 講演会「あふれでたのはやさしさだった〜奈良少年刑務所 絵本と詩の教室〜」 講師:寮美千子氏(作家)                            

 「あふれでたのはやさしさだった〜奈良少年刑務所 絵本と詩の教室〜」と題して、同名著書(西日本出版社)の中でも書かれている、少年刑務所の社会性涵養プログラムの一環として携わられた経験についてお話していただきました。信頼のおける環境をつくり、少年たちと向き合い、少年たちの本心が詩にのせて自らでてくるのを待ち、受け入れることで、彼らがどんどん変わりだした経験を熱く語っていただきました。参加者からは「涙が止まりませんでした」「子どもには何が必要なのか学ぶことができました」「小学校の司書をしているのですが、学校は子どもにとって安心・安全な場所となっているのか、常に心にとめおきたいと思いました」等たくさんの反響をいただきました。

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 第2部 講演会「絵本の向こうに、日本が見える〜アメリカ生まれの詩人が、この国の「文学」と「これから」を語る〜」 講師:アーサー・ビナード氏(詩人)

 「絵本の向こうに、日本が見える〜アメリカ生まれの詩人が、この国の「文学」と「これから」を語る〜」と題して講演をしていただきました。自らの生い立ちに触れながら、子ども時代に誰かとしっかり向き合うことの大切さについて、ウィットに富んだ軽快な語り口でお話いただきました。長く読み継がれている名作絵本の社会背景や、言葉に込められた子どもたちへのメッセージなどについての解説には、長く子どもの読書活動に携わった参加者からも「センダックやエリック・カールの絵本の背景は初めて聞く話ばかりで興味深いものでした」「『えをかくかくかく』(エリック・カール作 アーサー・ビナード訳/偕成社)の絵本を保育園で毎日子どもにせがまれて読んでいます。こんなに奥深いとは知りませんでした」等のお声をいただきました。

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 第3部 質疑応答・意見交換

 参加された方々の質問に、寮美千子氏、アーサー・ビナード氏にお答えいただきました。アンケートでは「お二人の対談をもっと聞きたかった」というご意見も多くいただきました。

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 今回のフォーラムの詳しい内容については、報告誌を作成予定です。報告誌は世田谷区内の図書館に所蔵するほか、図書館のホームページでも公開します。ぜひご覧ください。