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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第49回 クイズで楽しむ!~こどもの頃に読んだ本の食べ物の思い出~
- 掲載日2022年3月23日
世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。
毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。
第49回 こどもの本で読んだ おいしそうなものクイズ
絵本や童話には、食べ物が登場する作品が沢山あります。実際に作れそうなものから、実現はできないけれど思わず食べてみたくなるものまでさまざまです。
今回お届けするのは、職員から募集した、子どもの頃に読んだ本の「食べ物の思い出」です。思い出をクイズ形式でご紹介しますので、それぞれどの本に登場する食べ物か、推理しながらお読みください。どれも有名な絵本や小説に登場するものばかりです!
●こどもの本で読んだ おいしそうなものクイズ 問題●
Q1 母が作るホットケーキは、フライパンいっぱいに焼く、ドーンと大きなホットケーキでした。この絵本に登場するような、小さなホットケーキを何枚も何枚も重ねる、まるでホットケーキタワー!にあこがれていました。
Q2 当時、エビとイカのてんぷらしか食べられなかった私が、野菜のてんぷらに興味を持った1冊です。本に登場するおばけをマネし、母が準備する夕飯のつまみ食いをしたのも良き思い出です。
Q3 私が初めて作ったお菓子は、この絵本の主人公(猫のキャラクター)の顔の形をしたクッキーでした。お話にでてきたクッキーのレシピが見返しに載っており、母と楽しく作ったことをよく覚えています。
Q4 フワフワの白パンと濃厚そうなヤギのミルク(どんな味かわからないけれど)、おいしそうで元気が出そうで私も食べたい~と思いました。
Q5 立派な大人もやめられない水飴、コッソリなめるおかしさとトンチが面白く、どんなに甘くておいしいんだろう、とヨダレが出そう…(汗)でした。
Q6 ねこたちが いっぱい作っているコロッケの絵を見ると、どうしてもコロッケが食べたくなりました。昨夏、練馬区立美術館での「馬場のぼる展」を娘と観に行った日の夕食はコロッケを作りました。
Q7 食事をしたかったのは自分なのに、いつの間にか自分が料理になって食べられそうになっている。自分が「食べる」ということは、「食べられる」人(対象)がいるんだと、感謝して食べないといけないんだと子どもの頃に感じました。大人になって読み返すと、命の尊さや、その命を奪うということの責任の大きさをあらためて考えさせられました。薄気味悪い絵がさらに恐怖心をあおり、40年間記憶から消えないエピソードです。
今回は7問出題いたしました。
この本だ!と答えが思い浮かんだものはありましたか?
- *答えはこちらをクリックすると表示されます*
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●こどもの本で読んだ おいしそうなものクイズ 回答●
A1 『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん作(こぐま社)
A3 『ノンタンのたんじょうび』キヨノサチコ作・絵(偕成社)
A4 『ハイジ(上)(下)』J.シュピーリ作、矢川澄子訳(福音館書店)
A5『ぶす(狂言えほん1)』内田麟太郎文 長谷川義史絵(ポプラ社)
*水あめのエピソードは、一休さんのとんち話としても有名です。資料一覧はこちらです。
A6 『11ぴきのねことあほうどり』馬場のぼる著(こぐま社)
*この絵本は「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第12回でも紹介しています。こちらの記事もぜひご覧ください。
この記事をご覧になった皆様も、子ども時代に読んだ作品に登場する食べ物について、思い出をたどってみてはいかがでしょうか。身近な人とクイズを出し合っても面白いかもしれません。
「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし第1回~第48回はこちら