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文字・活字文化の日記念事業「朗読と音楽で楽しむ散歩道」を開催しました

  • 掲載日2019年10月10日

  令和元年10月6日(日曜日)、俳優の小林聡美さんとピアニストの園田涼さんをお招きし、成城ホールにて文字・活字文化の日記念事業「朗読と音楽で楽しむ散歩道」を開催しました。

 第1部 はピアノ・ミニコンサート。前半は園田さんのオリジナル曲を、後半はクラシックをアレンジした曲を披露してくださいました。明るい印象からバラード調まで多彩な演奏に、割れんばかりの拍手が沸き起こっていました。 演奏の合間に「世田谷湯屋巡りスタンプラリー」に参加して、いかにしてTシャツを入手したかというお話しをされ、会場が笑いに包まれました。

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 第2部からは小林聡美さんもご登壇され、お二人で図書館や読書、本にまつわるいくつかの「お題」に沿って、園田さんの華麗な進行で対談をしていただきました。

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 「図書館または読書についての思い出をお願いします」というお題が出ると、「こういう質問って、個人の内面を探られるような感じですよね~」と言いながらも、楽しいトークを繰り広げてくださいました。
 小林さんは、フィクションよりはノンフィクションを好んで読んでいるというお話や、園田さんは高校時代、国語の授業で夏目漱石の「三四郎」だけをやっていたなど、なかなか聞くことのできないエピソードをたくさんお話くださり、あっという間に第2部が終了。

そして、「まずは、世田谷が登場する作品を。中央図書館のほど近くにある駒沢公園に出かけましょう。」という、小林さんの言葉から第3部がスタート。『東京23話 山内マリコ著』(ポプラ社)から「ああ幻の東京五輪~世田谷区」を朗読してくださいました。世田谷区が擬人化されている作品で、少し高飛車な貴婦人のようなユーモアある語りで、会場からしばしば笑いが起こりました。

 

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 小林さんの素敵な声と豊かな表現力、園田さんの穏やかなピアノ演奏が心を打つ、素晴らしいコラボレーションでした。

 ピアノと朗読のプログラムはこちら(PDF形式:141KB)をご覧ください。

 当日は、事前にお申し込みいただいた約300人の方にお越しいただき、「好対照なお二人の対談、とても楽しめました」「あたたかみのある内容で、素敵な時を過ごすことができました」「こころが充電されました」「もっと時間が欲しいと思いました」「本を読む大切さを感じました」などのご感想いただきました。