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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第13回 「くまのビーディーくん」

  • 掲載日2019年3月23日

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第13回 マネしたくなる?!「くまのビーディーくん」                                 

 ある冬の日、おはなし会でどんな本を選んだら良いのか…と悩んでいた、まだまだ勉強不足の私に、「この本、どう?」と、先輩から勧めてもらったのがドン・フリーマン作の『くまのビーディーくん』(偕成社)です。ドン・フリーマンの絵本は『くまのコールテンくん』や『コーちゃんのポケット』を読んだことがあり、かわいらしいお話でお気に入りの絵本でした。どんな絵本なんだろうとワクワクしながら『くまのビーディーくん』を読んで、練習を開始。何度も読んでいるうちに、すっかりこの作品の虜になりました。

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『くまのビーディーくん』ドン・フリーマン さく まつおかきょうこ やく(偕成社)

さて、本番。集まってくれたお子さんにも楽しんでほしいな・・・との思いを胸にプログラムの最後に読んでみました。絵本の中でビーディーくんが「いったい なにが たりないんだろう?」と考えるところでは、お子さんたちがビーディーくんと一緒に考えてくれ、「あ、〇〇じゃない?」などと、教えてくれる場面があり、楽しんでもらえたようでした!

読み終えて「今日のおはなし会はこれでおわりです。」と、あいさつをすると、ひとりの男の子が「たのしかったー!」と言ってくれました。そして、その場でコロンとひっくりかえって「へへっ」と笑ってこちらを見てきました。

 一瞬「?」と思いましたが、すぐにビーディーくんのゼンマイが切れたときのマネだと気が付き「たいへん!ゼンマイをまかなくちゃ!」と、ゼンマイをまくマネをすると・・・「えへっ」「あっ!」とほかの子たちもビーディーくんに!つぎつぎにコロンコロン。たくさんのビーディーくん(?)に囲まれるという、とても素敵な経験ができました。

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