こどもページ

「第10回世田谷区子ども読書活動推進フォーラム ~一人ひとりのニーズにこたえるために~」の報告誌を作成しました

平成28年2月20日(土曜日)に「第10回子ども読書活動推進フォーラム」~一人ひとりのニーズにこたえるために~を開催しました。雨で足元が悪い中、参加者数は50名でした。

第一部は専修大学文学部教授の野口武悟氏による「合理的配慮の提供と、基礎的環境整備について」~障害者差別解消法施行にむけて~というテーマで基調講演を聴きました。平成28年4月から障害者差別解消法の施行されるにあたって、読書活動の環境整備の必要性を分かりやすく丁寧にご説明いただきました。

第二部の実践報告(1)では、元埼玉県公立学校教諭の村上勅江氏から、「特別支援学級での楽しい読み聞かせ」をテーマに埼玉県志木市立の図書館と学校が一体となった併設型学校での実践を元にお話をうかがいました。

実践報告(2)では、松本市書店「ちいさいおうち」経営の越高令子氏と「本と子どもの発達を考える会」事務局長の豊嶋さおり氏による「絵本でバリアフリー~わたしたちはこんなふうに絵本を読んでいます~」をテーマに特別支援学級、施設での読み聞かせ、「いのちの本展」の出前事業について、楽しい絵本の読み聞かせをまじえながら報告してくださいました。

第三部では、質疑応答に4名の講師の方々がお答えしました。支援学級での読み聞かせのアドバイス、許諾申請についての法的なことなど、分かりやすくお答えいただきました。

「第10回世田谷区子ども読書活動推進フォーラム」の報告誌は世田谷区内の図書館に所蔵がありますので、当日参加されなかった方もぜひ、ご一読下さい。

第10回子ども読書活動推進フォーラムの報告(PDF形式:5,886KB)