こどもページ
平成31年度 「最新恐竜研究」小林快次先生講演会|世田谷区立図書館 こどもページ
4月13日(土曜日)に、平成31年度「子ども読書の日」記念講演会を開催しました。今年はテレビ・ラジオでも大人気の恐竜学者、小林快次先生をお招きし、「最新恐竜研究」と題して、恐竜の化石発掘調査についてお話しいただきました。
小林先生は北海道むかわ町でむかわ竜を発掘したことでも知られていますが、毎年新しい恐竜研究のためにカナダ・アラスカ・モンゴル・北海道と世界を股にかけて調査探索のツアーを行っています。
今回は、その調査の様子をたくさんの写真や動画を映しながら、びっくりエピソードも交えて話してくださいました。
未開拓の土地での調査では、厳しい気象や、熊、虫など大自然の猛威と上手に付き合いながら数週間にもおよぶキャンプを行うそうです。会場からは間近にせまる野生のくまの映像に驚きの声があがりました。
次第に化石が現れる発掘の様子や、恐竜の足跡写真(説明されないと素人にはわからない!?)に参加者のみなさんもワクワクした雰囲気に包まれました。
会場からも、子どもたちを中心にたくさん質問の手があがりました。
「どんな勉強をすれば先生みたいな恐竜学者になれますか?」という質問をしたお子さんに、「勉強ぎらいでしたよ。ただ好きなことをやり続けることです。好きなことをやるための勉強や努力は苦しくない、遊びの一環でここまできました」とお話しされ、子どもも大人も笑顔になりました。
一人ひとりの質問に、ユーモアたっぷりにお答えいただき、あっという間の講演会でした。
来場者アンケートからは、「博物館で、ただ眺めていた恐竜が、大変身近になってよく解りました。大変感動しました」等、講演を聞いて、恐竜の魅力にはまったというお声や、「恐竜博士になりたいと言った息子が、本当に博士になった人のお話を聞くことができてよかった」という感想をいただきました。
小林快次先生の本(監修含む)はこちら
世田谷区立図書館では、子ども読書の日を記念して、各図書館で様々なイベントを企画しています。どうぞお出かけください。