こどもページ
2023年度1号~6号
6号
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ヘレーン・ベッカー 文 ダウ・プミラク 絵 さくまゆみこ 訳 |
子どもの未来社 | |
キャサリン・ジョンソンは、幼いころから数学が得意でした。宇宙の成り立ちを数式で表してみたいという思いから、差別の壁を乗り越えて、航空宇宙技術者としてNASAの一員となります。優れたリーダーシップと数学の技能により、宇宙飛行士との信頼を築き、アメリカの宇宙計画になくてはならない仕事をしました。そんな彼女の偉業が描かれた伝記絵本です。 |
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浜田桂子 作 |
理論社 | |
子どもたちが、自分たちが安心して生活し、のびのびと育っていくために必要なものに「はい」、不要なものには「いいえ」と報告します。例えば、安心して眠れる所は「はい」、戦争は「いいえ」です。「いいえ」をなくして、「はい」をいっぱいにしよう!子ども達の声や姿を通して安全で平和に暮らせる世の中を作ることの大切さが伝わる絵本です。 |
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堀直子 作 いちかわなつこ 絵 |
あかね書房 | |
山の中に置き去りにされた“子犬のましろ”と、飼われていた池から流されて来た“めだかのキララ”。似たような境遇の“ふたり”は小川で出会い友達になります。ところがある日、ひとりの男の子がやってきたことで、ふたりの友情は意外な結末を迎えます。お互いを思いやる優しい気持ちにあふれた物語です。 |
5号
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苅田澄子 作 つちだのぶこ 絵 |
文溪堂 | |
ある日、ゆうくんが友達とけんかをして、怒りながら道を歩いていると、塀の上を歩くゆうくんのうちの猫“にゃお”を見つけました。その後を追ってたどり着いたのは、自分の小学校でした。でも、いつもと違って学校は猫だらけ。そこで、ゆうくんに不思議なことが起こります。猫たちの学校をちょっと覗ける楽しいお話です。 |
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イチンノロブ・ガンバートル 文 バーサンスレン・ボロルマー 絵 津田紀子 訳 |
あかつき教育図書 | |
少年エルジャンは、お父さんと一緒に険しい岩山を登ってイヌワシのヒナを捕まえて来ました。ヒナを育てて訓練し、狩りに使うためです。イヌワシはサルコスと名付けられ、1年後エルジャンと一緒に狩りの練習を始めます。モンゴルの最西部に住むカザフ族の伝統の狩りを、雄大な自然と共に表情豊かに描いた絵本です。 |
4号
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いとうひろし 著 |
あすなろ書房 | |
ここはどこだろう? まわりは霧につつまれています。コグニはどこからきたのかも、どこへいくのかもわかりません。でも何もこわくなくて、なぜか心地よいのです。コグニは歩き続け、川のほとりで不思議なオトコノコと出会います。「なんで きみが ここに いるの?」これは、記憶のどこかにもあるかもしれない、生命のはじまりの物語です。
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今西乃子 著 浜田一男 写真 サカイノビー 絵 |
ポプラ社 | |
セラピー犬の“ちにた”の職場は、飼い主の歯医者さん-のぶえ先生の病院です。歯の治療をする子どもたちに寄り添って「こわくない、いたくないまほう」をかけるのが仕事です。実在のセラピー犬たちがまほうをかけている様子や、のぶえ先生が犬と一緒に治療をするようになった理由を、ちにたの視点で紹介しているノンフィクション作品です。 |
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ハリー・アラード 文 ジェームズ・マーシャル 絵 こみやゆう 訳 |
小学館 | |
オマヌケかぞくの一日はいつもにぎやか。シャワーを浴びながら朝ごはんを食べたり、絨毯を芝刈り機で刈ったり、にわとりで服を作ったり、おかしなオマヌケの連続です。でもご安心を。賢いペットの犬と猫が、彼らをしっかりとフォローしています。どんな時でも明るくあっけらかんとしたオマヌケかぞくに、クスっと笑ってしまうこと間違いなし!です。 |
3号
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キャレン・レヴィス さく チャールズ・サントソ え いわじょうよしひと やく |
BL出版 | |
「どんなときも-」「はねをならべていようね!」いつもいっしょのコウノトリのクレペタンとマレナ。しかしある日、けがで飛べなくなったマレナを残して、コウノトリたちは冬を越すため、南へと旅立って行きました。離れた場所にいても、2羽はお互いのことを思いながら過ごします。そして次の春、距離を隔てた2羽の友情の行方は?クロアチアでの実話をもとにした物語です。 |
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星野秀樹 写真・文 |
アリス館 | |
深い谷にある阿曽原温泉小屋を舞台に、小屋開きから小屋じまいまで、小屋の主人と仲間たちが働く姿を記録した写真絵本です。彼らは訪れる人々が安全に登山を楽しめるように、夏に小屋を建て、秋に山道や橋を整備し、冬の前に小屋を解体し片づける、という大変な仕事をしているのです。この本の写真からは、自然の静謐な美しさや、山歩きの楽しさだけでなく“働く”ことの尊さも伝わってきます。 |
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安東みきえ 文 牧野千穂 絵 |
アリス館 | |
人間嫌いの魔女と、森に迷い込んだ身寄りのない娘。孤独なふたりの交流を描いた心が温まる物語と、世継ぎの王子にへそまがりな“呪い”をかけるため、魔女が娘を連れて城に乗り込む、というハラハラする物語の両方が一冊で楽しめる本です。赤と黒のコントラストが美しい挿画も物語の雰囲気にぴったり合っています。「呼んでみただけ」(2010年新潮社)収録の「へそまがりの魔女」を改稿した作品です。 |
2号
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ほそかわてんてん さく |
福音館書店 | |
小学校に通う、テンのてんこちゃんのお話です。てんこちゃんは、学校で初めて体験することにドキドキしたり、教室の窓から見える風景に、いろいろな想像を膨らませたりすることがあります。ページをめくる度に、てんこちゃんの戸惑ったり、ほっとしたりする気持ちに、とても共感させられます。 |
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山本悦子 作 市居みか 絵 |
童心社 | |
戦時中、一人で疎開してきた“ちよ”という女の子と仲良くなったのは、村の池に住む小がっぱのコケマルです。ちよは、学校や勉強、戦争がどんなものかコケマルに教え、毎日一緒に過ごしましたが、やがて、ちよは池に来られなくなりました。落胆したコケマルが眠ってしまった後に、池の周りでは思いもよらない事が起きていました。戦争への強い憤りを感じられる物語です。 |
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おくやまゆか さく |
福音館書店 | |
お父さんが安く手に入れた車で、家族とドライブ中に、車はまるで自動運転のように、行きたいところへ走っていきます。しかも、車の外側には、もじゃもじゃと太い毛が生えてきました。着いたところは、山の中。そこで待ち受けていたのは、5匹のイノシシの子どもでした。もじゃもじゃの車は、何か事情を抱えているようです。思わず優しい気持ちになれるお話です。 |
1号
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山田マチ 作 岡本よしろう 絵 |
あかね書房 | |
双子の兄弟、赤鬼のベニーと青鬼のルリーは、“おにのしょうがっこう”の新1年生。学校では、金棒の正しい使い方や、将来地獄で働くために必要な、読み、書き、そろばんも学びます。遠足の行先は“おにがしま”です。休み時間は、鬼ごっこならぬ、“にんげんごっこ”をして遊びます。鬼ならではの小学校が、なんとも愉快な物語です。 |
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マージョリー・フラック 作・絵 まさきるりこ 訳 |
徳間書店 | |
ある街角で、迷子になった子猫は、助けてもらおうと通りかかる人々についていきましたが、皆忙しくて相手にしてもらえません。でも4歳のウィリアムは忙しくありません。猫を家に連れて帰りましたが、迷子の猫だからと家族に言われ、警察に届けることにしました。すると、3人もの人が自分の猫だと言って現れます。迷子の猫の飼い主はだれでしょうか。子どもの純粋な気持ちが、優しい絵とともに描かれている幼年童話です。 |
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ベッテ・ウェステラ 文 ヘンリエッテ・ブーレンダンス 絵 塩崎香織 訳 |
化学同人 | |
空の下、樹木たちが自分が大きくなったら何になるのか、おしゃべりをしています。この場所には、まだ小さな若木も、年を重ねた老木も一緒になって立っていますが、めいめいが箪笥やバイオリンなど、なりたい姿を思い描き、どこか静かな時間が流れていきます。身の回りにある、木から出来た物に、樹木たちの息吹を感じてみてください。 |