こどもページ
2021年7月~12月
12月
三浦太郎 さく・え | |
童心社 | |
朝です。ジャガイモのあかちゃん、にんじんのおかあさん、だいこんのおとうさんと、野菜の家族が次々に起きました。「おめめぱっちり あさだおはよう」と元気よく挨拶します。でも、えだまめのきょうだいは、まだ眠っています。くり返される言葉がリズミカルな絵本です。 |
木坂涼 作 洞野志保 絵 | |
PHP研究所 | |
キツネはツルを食事に招きました。平たいお皿でごちそうをだされたツルは、うまく食べることができません。今度は、ツルがキツネを招待すると、細長いツボに入った料理ばかりでキツネは何も食べられませんでした。怒ったキツネは、ツルを困らせようと何度も意地悪をたくらみますが、うまくいきません。よく知られたイソップ童話をもとにしたお話です。 |
宮西達也 作絵 | |
フレーベル館 | |
いいお天気の日に、5ひきのおおかみは、何をしようか相談します。サイクリングにたこあげと、アイデアがたくさん出ました。どれもよかったので、みんなが「さんせーい」ということで、全部やることなりました。ゆかいなおおかみたちのお話です。 |
11月
せなけいこ 作・絵 | |
金の星社 | |
まーるいあたまのタコさんと、まーるいこうらのカニさんは、夜になってからスイカをとりにいきました。けれども、スイカだと思っていたものは、タコさんとカニさんをびっくりさせるものでした。まーるいものがいっぱいの絵と言葉の繰り返しが楽しい一冊です。 |
真珠まりこ 作・絵 | |
ほるぷ出版 | |
夜空に浮かんだ黄金色のまんまるお月さま。それを見たたぬきが、おいしいそうだと思っていたら、とろとろとろーりとパンケーキのタネのようにとけだしてきたのです。たぬきはいそいで用意したフライパンに、とけてたれたお月さまを受け止めます。さあ、お月さまのパンケーキを焼きましょう。たぬきと一緒にパンケーキを焼いている気分になれます。 |
やぎたみこ 作 | |
あかね書房 | |
きんたろうようちえんは、少しかわったようちえんです。大きくて力持ちのきんたろう園長先生、担任はくま、おおかみ、さると動物の先生たちです。子どもたちと動物たち、みんな一緒に自然のなかで一日をすごします。木の上でお絵かきしたり、野原のような園庭で給食を食べたり、めずらしい生きものと出会ったり。こんなようちえんに行きたいなと、思ってしまいます。 |
10月
樋勝朋巳 作 | |
ブロンズ新社 | |
“わたしのかみがた”は、短かったり長かったり、色をそめたり、その時々で“わたし”の気持ちを表しています。自分なら、どんな“かみがた”にしようかな?そんなふうに、ステキな髪形を思い描きたくなります。 |
松田奈那子 作 | |
KADOKAWA | |
紙に絵の具をのせて“ぱったん”します。紙を開いたらどんな形になったでしょうか。様々な“ぱったん”に出会ったあおむしくんも最後に大変身します。あざやかな色彩に想像力がかきたてられ、自分でも“ぱったん”したくなります。 |
立川治樹 ぶん くすはら順子 え | |
絵本塾出版社 | |
「ちょとつもうしん」という言葉の通り、曲がることが大きらいなイノシシの1週間が関西弁で楽しく描かれています。イノシシは「まっすぐしかはしれへんねん!」と畑を荒らし、森の木にぶつかり、ちゃぶ台の上を走り、赤信号も直進します。そんなイノシシの進む先に小鳥の巣がありました。また、猪突猛進するのでしょうか。 |
9月
ペク・ヒナ 作 長谷川義史 訳 | |
ブロンズ新社 | |
暑くて寝苦しい夜。空に浮かんでいたお月さまは、あまりの暑さに溶けだしてしまいます。しっかりもののおばあさんが月のしずくをたらいで受けとめ、ひんやりあまいシャーベットを作りました。そのシャーベットが停電の夜に大活躍‼関西弁の訳がピッタリのユーモアあふれるおはなしです。 |
北村人 作 | |
小学館 | |
カラフルな“しま”をもったシマウマが「しましましましょ」と話しかけると、この不思議な言葉で、猫や魚、車やビルまでも色とりどりのしま模様になっていきます。繰り返す言葉がリズミカルで心地よく、声に出して読みたい絵本です。 |
えがしらみちこ 作 | |
あかね書房 | |
高いところに登る、ボタンを見つけると押す、いきなり走り出すなど、子どもが“おもわず”してしまう行動が楽しく描かれています。子どもの毎日が新しいことへの好奇心で満ちあふれていることが伝わってきます。 |
8月
ディック・ブルーナ ぶん/え まつおかきょうこ やく | |
福音館書店 | |
小鳥のぴーとには羽が1枚もありません。でもまわりの友達はとてもきれいな色の羽を持っています。ぴーとは友達と自分の姿を比べて、悲しくなります。それを見た友達みんなは、ぴーとにすてきな贈りものをすることにしました。友達のやさしさに触れて、心が温かくなるお話です。 |
村上勉 絵 | |
講談社 | |
にょきっと生えた一本の植物の茎を、ありさんが登り始めます。あおむしさん、かえるさん、はちさん、次々出会う生き物に、ありさんは元気に朝のあいさつをします。ありさんがどんどん登ってたどりついた先にあったのは、さあ、何でしょう?小さな生き物の世界が生き生きと描かれた楽しい絵本です。 |
内田麟太郎 作 石井聖岳 絵 | |
童心社 | |
「なりたいな なりたいな どろんこおばけに なりたいな」と、ぞうさんやこどもたちが大きな水たまりの中に、ずぶりごろんごろごろごろ。みんな頭の先からつま先まで泥だらけです。そして、その中にほんもののおばけが!言葉のリズムもよく、泥まみれで遊んでいる様子がとても楽しそうで、読んでいると笑顔になります。 |
7月
ひろたあきら さく | |
KADOKAWA | |
あるさかなのいちにちです。さかなは、おにぎりやリンゴを食べたり、花に水をあげたり、ロケットに乗って宇宙も目指します。さかなが次にどんなことをするのか、ページをめくるのが楽しみな絵本です。 |
下田昌克 作 | |
こぐま社 | |
男の子が今日からひとりで寝てみようと頑張っています。でも、夜はいろいろといたずらをしかけてきて、怖くなってしまいます。子どもの頃に誰もが感じたであろう夜の緊張感を思い出させてくれる絵本です。 |
りとうようい 作・絵 | |
鈴木出版 | |
「ひー」と叫びながらヒヒがヒョウから必死に逃げています。高い木から飛び降りた先がキリンの頭の上だったり、川を渡ろうとしたらワニが寄ってきたりとヒヒとヒョウの鬼ごっこの様子が躍動感たっぷりに描かれています |