こどもページ
2023年1月~3月
3月
藤川智子 作 | |
講談社 | |
男の子が、おじいさんがやっている郷土玩具のお店に遊びに行くと、店先に飾る人形探しを手伝うことになりました。しかし、今まで見たこともない人形ばかりでとまどっていると、おじいさんがそれぞれの人形について色々教えてくれました。各地域に昔から伝わる人形やおもちゃを、絵探しを楽しみながら知ることができる本です。 |
ジョージ・メンドーサ 文 ドリス・スーザン・スミス 絵 木坂涼 訳 | |
好学社 | |
ねずみのヘンリエッタは、家の内装や家具のデザインなども手掛ける有名な建築家です。芸術家と言ったほうがぴったりする素敵な家を造るので、色々な動物達から家の注文が来ます。動物達の注文に応じて造られた夢あふれる家に、自分だったらどんな家を頼みたいか、想像してわくわくしてきます。 |
セング・ソウン・ラタナヴァン 作 西加奈子 訳 | |
ポプラ社 | |
さみしがりでちょっぴり怖がりな男の子ガスパールは、みんなが眠っている間も、暗闇が怖くて眠れません。夜だけの友達がいたらいいなと思っていると、小さなネズミが現れました。ガスパールは、ネズミと一緒に夜だけの友達を探しに行きます。暗闇が怖いという子どもの心に寄り添う絵本で、読み終わったらこの絵本の主人公のように、安心して眠りにつくことができそうです。 |
2月
柴田ケイコ 作 | |
小学館 | |
くま、アルパカ、ねこの仲良し3匹が森の中を歩いていると、どこからかいい匂いがしてきて、かぼちゃスープのお風呂を見つけます。お風呂には「ご自由にお入りください。ただし中のスープは飲まないように」という看板がありました。寒くて、お腹が空いていた3匹はお風呂に入り、中のスープをつい飲んでしまいます。3匹は一体どうなってしまうのでしょうか。ちょっぴり不思議で、ユーモア溢れる絵本です。 |
タカハシカオリ 作 | |
こぐま社 | |
旅をしながらみんなの欲しいニットを編んでくれる、ニットやさんのムームーさん。秋から冬にかけては大忙しです。秋になって訪れた町では、住んでいる動物達の願いに応じ、様々な温かいニットを編んであげました。そんなある日、凍えて渡ることのできなくなった、たくさんの渡り鳥達のために、ムームーさんはとてもいいことを考え付きます。寒い冬でもぽかぽかと、心まで温まる絵本です。 |
三浦太郎 作 | |
あすなろ書房 | |
あぜみち、こみち、さんぽみち。よりみち、とおせんぼ、まわりみち。リズミカルなことばにのって、ページをめくり、一本の赤い線の道を進んでいきます。途中で道は途切れてしまいますが、最後には、そっと背中を押してもらえるような勇気をもらえます。読み終えると、子どもも大人もあたたかい気持ちになれる絵本です。 |
1月
樋勝朋巳 作 | |
こぐま社 | |
「チキカーン チキカーン チキカーン グー」犬が不思議な言葉とリズムに乗って歩いていくと、出会った猫も、お芋も、大人の人も、身体を揺らしながら一緒に歩いていきます。泣いていた男の子も、みんなに誘ってもらい、一緒に歩いていくうち、笑顔になって家に帰れます。読むと、思わず身体を動かしたくなる絵本です。 |
ドン・フリーマン 作 木坂涼 訳 | |
好学社 | |
リサは大好きなぬいぐるみ、くまのコールテンくんをつれて、お母さんと一緒にランドリーへ行きました。洗濯をする前に、洋服のポケットに物が入っていないか確かめているリサを見て、コールテンくんは、自分のズボンにポケットがないことに気がつきます。そして、ポケットになりそうな物を探しているうちに、リサとはぐれてしまいました。好奇心いっぱいのコールテンくんの、思わぬ行動が始まります。 |
澤口たまみ ぶん たしろちさと え | |
福音館書店 | |
秋、林の中には沢山のどんぐりが落ちています。男の子は、茶色や緑色のどんぐりをポケットにいっぱいつめこんで、大切に瓶の中にしまっておきました。全部茶色になってしまったどんぐりを、瓶から出してよーく見ると、どんぐりの穴から虫たちが出てきます。どんぐりの穴や虫の様子がリアルに描かれ、“どんぐりころころむし”に対する男の子のやさしさも伝わってきます。 |