こどもページ
2022年1月~6月
6月
馬場祥弘 訳詞 いりやまさとし 絵 | |
ひさかたチャイルド | |
おなじみの童謡「もりのくまさん」が、絵本になりました。女の子とくまさんのやりとりが、ほんわかと柔らかな絵で表現されています。絵を見ながら歌ったり、静かにページをめくっていったり、楽しみ方は様々です。巻末に楽譜が付いています。 |
かんざわとしこ 文 ましませつこ 絵 | |
こぐま社 | |
女の子が、贈り物に結ばれていたピンクのりぼんをもらって、髪飾りにしました。すると、それを見ていた動物たちが、次から次に、りぼんがほしいと女の子におねだりします。おしゃれに結んであげたり、遊び道具にしたり、りぼんはいろいろな使われ方をして、みんな大喜びします。優しさとユーモアが詰まったお話です。 |
ティエリー・ロブレヒト 文 デイヴィッド・B.ドレイパー 絵 川野太郎 訳 | |
岩崎書店 | |
ぬいぐるみのクマくんが、街中で持ち主とはぐれ、置き去りになってしまいました。困っていると、“ぬいぐるみきゅうじょたい”のネズミたちが、クマくんを助けてくれました。怪我も治してもらったクマくんですが、無事に持ち主の家に帰れるのでしょうか。絵をよく見てみると、ネズミたちが人間の道具を別の用途で使ったりしており、読む度に新たな発見があります。 |
5月
ケロポンズ 作 福田りゅうぞう 作 長野ヒデ子 絵 | |
世界文化ワンダークリエイト | |
犬のブルタちゃんはコロッケが大好き。コロッケを買うために色々な店に出かけますが、どこの店にも売っていなくて、とうとう泣き出してしまいます。すると、どこかからコロッケの匂いがしてきて、その匂いの先をたどって行くと、やっとみつけることが出来ました。大好きな食べ物を食べられるうれしさが伝わる絵本です。 |
ねじめ正一 文 降矢なな 絵 | |
福音館書店 | |
母さんが買い物にでかけたとたんに、天井から子ザルたちが降りてきて靴磨きを始めて、ベランダではリスとモグラが洗濯物が飛ばないように見張っていて、お風呂の中ではクジラが潮を吹いて掃除をしています。次々と現れる動物たちと男の子の、にぎやかなお留守番の様子が迫力のある絵で描かれています。お留守番が苦手な子でも、こんなに楽しいお留守番ならきっとしてみたくなる絵本です。 |
マリア・エウヘニア・マンリケ 文 ラモン・パリス 絵 とどろきしずか 訳 | |
福音館書店 | |
南米のベネズエラで、ワニの一種であるカイマンを育てたファオロという人がいました。ファオロは、みなしごの赤ちゃんカイマンを“クロ”と名付けて、とてもかわいがりました。クロもファオロになつき、あちこちついてまわるほどでした。はじめは、ポケットに入っていたクロが3メートルの大きさになった頃、ファオロが病に倒れてしまいます。人間とカイマンの間の深い愛情に心打たれる、本当にあったお話です。 |
4月
そら 作・絵 | |
学研プラス | |
しろくまのランディーは、トラックの運転手です。お菓子屋さんへ材料のリンゴや、病気で入院してる孫へのプレゼントなど、みんなから頼まれた荷物を黄色のトラックで運んでいます。ある日の仕事終わりにトラックの点検をしていると、荷物が一つ残っていたので、急いで届けに行きます。荷物と一緒に誰かの大切な気持ちを運ぶランディーの心温まるお話しです。 |
ニコラ・キニア さく くぼみよこ やく | |
化学同人 | |
おうちが大好きなウサギのローガンは、とてもこわがりです。友達のルナがいくら誘っても、ローガンは外に出ようとしません。ある日、怒って出ていったルナと仲直りするために、ローガンは勇気を出して、初めて外の世界を冒険します。 |
ペトル・ホラチェック さく いわじょうよしひと やく | |
BL出版 | |
のうさぎは、自分たちの住むはらっぱが世界で一番の場所なのかと考えます。まわりの友だちに聞くとみんなここが一番だと言いますが、のうさぎは納得しませんでした。そこで、世界で一番の場所を求めて旅に出ます。のうさぎにとっての世界で一番の場所はどこにあるのでしょうか。 |
3月
石井睦美 文 くらはしれい 絵 | |
世界文化社 | |
フランスでは、新しい年に家族で幸せを占う「王様のお菓子」というパイを食べます。どうやって占うのかというと、切り分けられたパイの中から、フェーヴと呼ばれる小指の先くらいの小さな陶器のおきものが入ったパイを引き当てるのです。フェーヴとしてパイに入れられた陶器の人形ミリーは、パイの中で誰のところに行くのかドキドキしていました。ミリーの入ったパイを引き当てるのは誰でしょう。 |
ウィリアム・コール さく トミー・ウンゲラー え こみやゆう やく | |
好学社 | |
フランシスは、夜の寝る時間になっても、いいわけを言って、なかなか寝ようとしない女の子です。ある晩、困ったパパは、フランシスをゲームにさそいます。そのゲームとはパパが言うような顔にすることです。おこった顔やだらしない顔、つんとすました顔など、フランシスはどんな顔もとてもよくできました。フランシスのコロコロかわる表情が楽しい絵本です。 |
すずきみほ 作 | |
ほるぷ出版 | |
まこちゃんは、お気に入りのてぶくろをはめて散歩に出かけました。途中、片方だけのてぶくろの落し物がありました。落とし主を探しているうちに、まこちゃんのてぶくろも片方なくなっていました。どうしよう。まこちゃんは、来た道をもどって探しにいきます。 |
2月
鎌田歩 作 | |
アリス館 | |
べんりやさんの仕事をしているお父さんとお母さんがのっているおおきなくるま“バン”には、仕事の道具も、人も、犬も、あれもこれも、なんでもつむことができます。そして次々にいろいろなものがつまれていきます。車の中や、仕事場での様子、こまかい道具がいろとりどりに描かれていて、心がおどります。 |
谷口智則 著 | |
文溪堂 | |
誰かが落としたプレゼントが、海の底に沈んでいきます。それを見つけたお魚が、落とし主へ届けようとするのですが、わかったことは空から落ちてきたということだけです。落とし主を探すため、落し物がバトンリレーのように、色々な動物たちによって運ばれていきます。みんなの親切な気持ちが次々とつながっていく心温まるおはなしです。 |
なかむらみはる [作] | |
偕成社 | |
かわいいわんちゃんがねむるじかんです。おふとんのなかになんわんこいるかな?1わんこ、2わんこ、さいごにたくさんのわんこがでてきます。なんびきいるかかぞえてみてください。みんなとちがうわんこをさがすのもたのしいですよ。 |
1月
箕輪義隆 え かんちくたかこ ぶん | |
文一総合出版社 | |
ドングリにあいた穴は誰のしわざ?わたしたちの身近にひそむ虫たちの“しわざ”をわかりやすく紹介します。虫好きでなくても、その生存戦略に驚かされ、大いに好奇心をそそられる知識絵本です。知れば知るほど、虫たちの豊かな知恵、そして想像を超えた自然の営みに感動します。 |
五味太郎 作 | |
福音館書店 | |
おうちを飛び出し、元気よく逃げるひよこたち。家の外の広い世界を逃げ続けて、たどり着くのはどこでしょうか。逃げるひよこの姿が愛らしく、繰り返す言葉のリズムが心地よい絵本です。 |
テリー・ミルン 作 いしいむつみ 訳 | |
BL出版社 | |
犬のチャーリーは、毎日同じ行動を順番どおりに行います。そうしないとひどいことが起こるのではないかと不安だからです。でも、ある朝、動けなくなった友達を助けに行ったため、いつもどおりの行動ができませんでした。さて、その日は恐ろしいことが起きたでしょうか。いつもと変わってしまうことの怖さを乗り越えた小さな犬のお話です。 |