こどもページ

2019年7月~12月

これまでにおすすめした本

12月

おつきさまひとつずつ
1otukisamahitotu.jpg 長野ヒデ子 作
童心社

まんまるお月様がきれいに輝く夜、小さいあこちゃんはお母さんとおうちに帰ります。するとお月様があこちゃんのあとをずっとついてくるのです。よその国にもお月様はちゃんとあるのかなあ?小さいあこちゃんとお母さんの、心がほっこりする優しい月の夜のお話です。

こねこをひろったけどそだててみたら…
1konekoohirottakedo.jpg 新井洋行 作
BL出版

捨てられていた子猫。拾って育ててみたら、実はライオンだった。海にいた魚にエサをやっていたら、なんとクジラだった。色々な小さな動物を育ててみると、思いもよらない大きな動物になっていくのでページをめくるのが楽しくなります。最後のトカゲは何になるのかな?

こどもかいぎ
1kodomokaigi.png 北村裕花 作
フレーベル館

まじめな子、マイペースな子、お調子者、恥ずかしがりや、しっかり者に素直な子、それぞれの個性を持った6人の子どもたちが会議を始めます。議題は「おこられたときはどうしたらいいか?」。怒ると鬼みたいなお父さんや妖怪みたいなお母さんに、ごめんなさいの気持ちをどう伝えるか真剣な子どもたち。議題から逸れそうになりながらも、6人で1つの解決方法を見出します。

11月

とつきとおか -赤ちゃんが生まれるまで-
1_totuki_tooka.jpg ミランダ・ポール 文
ジェイソン・チン 絵 
川井清考 訳  
 
汐文社

おかあさんのおなかの中に、赤ちゃんができました。最初は小さなたまごです。たまごは細胞分裂をして、少しずつ大きくなります。心臓の音が聞こえてきました。へその緒が見えて、背骨、唇、耳もできて、音を聴くようになります。だんだん人の形になり、出産の日がきます。新しい命の誕生が、小さい子にもよくわかる絵本です。年齢を問わずに読んで欲しい1冊です。

かわにくまがおっこちた
1 kawani  .jpg リチャード・T・モリス 著
レウィン・ファム 絵 
木坂涼 訳 
 
岩崎書店

むかし、あるところに川が流れていました。ある日くまがやってきて、ドッボーンと川に落っこちてしまいました。くまは、川のそばで暮らしているカエルやカメ、アヒルたちと一緒に、とんでもない冒険にでかけることになりました。川のそばで別々に暮らしていた生き物たちをつないで、川は流れています。大切なことに気づかされる絵本です。

うみへいったちいさなカニカニ
1 kanikani .jpg クリス・ホートン 作
木坂涼 訳 
 
BL出版

ちいさなカニはおおきなカニにつれられて、初めての海へ張り切って出かけました。しかし、いざ海を前にすると怖くなり色々と理由をつけては海に入らず帰ろうとします。おおきなカニに励まされ、ようやく海の中に入ると、そこには素晴らしい世界が待っていました。勇気をもって踏み出せば世界が大きく広がっていくことを感じさせてくれます。

10月

さかながはねて
1_sakana_ga_hanete.jpg 中川ひろたか ぶん
森あさ子 え
 
世界文化社

さかながはねて、ネコ・ねずみ・犬にくっついて、とうとうゾウにまでくっついてどうなるでしょう?そして最後にくっつくのは何でしょうか?歌も載っていて、リズムよく読み聞かせるのも楽しい手遊び歌の絵本です。

あみ
1_ami.jpg 中川ひろたか 作
岡本よしろう 絵
 
アリス館

生活の中のいろいろな所で使われている網。漁師さんの魚を獲る網から、小さな虫は入れず風だけ通す網戸など、網目も大小様々です。でも、共通するのは何かを逃がしながら別の何かを捕まえること。この本を読むと、身の回りにある網でできたものが気になってしまいます。

ヒキガエルがいく
1_hikigaeru_ga.jpg パクジォンチェ 作
申明浩 訳
広松由希子 訳
 
岩波書店

ページをめくると「トン」という太鼓の音と共に、おはなしが始まります。はじめは1ぴきだったカエルが、太鼓の音が「ダンダダン」と大きくなるにつれて、2ひき3びきと数が増え、大群になっていきます。とても迫力のある絵で、太鼓の音が神秘的でもあります。カエルの生命の誕生について描かれた韓国の絵本です。

9月

そらまめくんこんにちは
1_soramamekun.jpg なかやみわ さく
 
小学館

  子どもはもちろん、大人も癒される大人気シリーズの赤ちゃん絵本です。そらまめくんが、とことこ、てけてけ歩いてゆくと、色々なお友だちに出会います。そして、大好きなおまめのお友だちとも遊びます。天気のいい日は、きっと、お出かけしたくなります。

タコやん
2_takoyann.jpg 富安陽子 ぶん
南伸坊 え
 
福音館書店

ある日、しょうちゃんの家にタコがやってきました。「タコやんです。あそびましょ」しょうちゃんは仕方なくタコやんと遊び始めますが、だんだん楽しくなってきました。サッカーやかくれんぼが得意なタコやんは、公園でもみんなの人気もの。ところがそこへ、いばりんぼうのおじさんが大きくて怖そうな犬を連れてやってきました。タコやんがとった行動とは?

おおいなるだいずいちぞく
3_ooinarudaizuitizoku.jpg はしもとえつよ 作・絵
 
偕成社

畑の土の中で、世に出るときを今か今かと待っているのは大豆一族の王子。大豆達には、知られざる秘密が盛りだくさん。“マメちしき”を、じいやが自慢気に紹介してくれます。あの野菜にあの調味料、あのおやつだってぜーんぶ一族!そしてついには世界へと飛び出し、たくさんの仲間を発見するのです。彼らの果てしない活躍ぶりを、しかとご覧ください。

8月

ぼっちとぽっち くつしたのおはなし
1_potti_to(kyodakuhuyou).jpg まつばらのりこ さく・え
岩崎書店

ぼっちとぽっちは一組のくつしたです。いつもなかよく一緒に過ごしていました。ところがある日“ぽっち”のあたまに穴があいてしまい、どこかにいなくなってしまいました。心配する“ぼっち”のところへやってきたのは一匹のねずみでした。やわらかなタッチで描かれたくつしたが、とても愛らしい絵本です。

あまがえるのかくれんぼ
2_amagaeru.jpg たてのひろし 作
かわしまはるこ 絵
世界文化社

あまがえるのラッタ、チモ、アルノーはいつも一緒に遊んでいます。ある日かくれんぼをしていると、緑色のラッタの体が黒っぽくなっていました。他の2匹はラッタを洗ったり枯草でこすったりしてみましたが、色が落ちるどころか全員体の色が変わってしまいました。小さな生き物たちの世界が、リアルで美しく描かれています。

もりのおうちのきいちごジュース
2_morino_outi_no.jpg ハヤ・シェンハヴ 文
タマラ・リックマン 絵 
樋口範子 訳 
徳間書店

動物たちが住んでいる森のはずれに、真っ赤な屋根のおうちができました。誰が住んでいるのか、どうしても気になるライオンとキリンは、なんとかしてつきとめようと知恵を出し合います。2ひきは、外から家をみはりましたが、なかなかうまくいきません。さて、住んでいたのは誰だったのでしょうか。

7月

いないいないばあさん
1 inai-inai  .jpg 佐々木マキ 〔作〕
 
偕成社

 男の子とおばあちゃんが一緒に歩いていると、とつぜん姿を消してしまうおばあちゃん。「おばあちゃーん」男の子は、慌てておばあちゃんを探します。すると、おばあちゃんはびっくりするようなところに!別の日も、また別の日も、おばあちゃんは、急にいなくなってしまいます。ユーモアたっぷり、笑い合いながら読める絵本です。

ねえさんといもうと
1 Ne-san  20190708162347.jpg シャーロット・ゾロトウ 文
酒井 駒子 絵・訳
あすなろ書房

いつもしっかり者の姉さんにめんどうをみてもらっている妹。妹は、ある日、一人になりたくて、黙って家を出て草むらに入っていきます。姉さんは妹を探しますが、見つけられず泣き出してしまいます。そんな姉さんに妹は、いつも自分がしてもらっていたように優しくしてあげました。

なまえのないねこ
1 Namae-no-nai  .jpg 竹下文子 文
町田尚子 絵
 
小峰書店

名前のない一匹の野良猫が町の中でくらしています。本屋さん、八百屋さん、お寺などで飼われている猫や、散歩している犬は、それぞれ名前をつけてもらっています。しかし、野良猫には名前がありません。どうして自分には名前がないのだろうと考えていたところ、思いがけないことがおきます。野良猫の切ない気持ちが表現されている絵本です。