こどもページ
2018年1月~6月
1月
ダン・サンタット 作 谷川俊太郎 訳 |
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ほるぷ出版 | |
はるかかなたのゆめの島で生まれたゆめのこども「ぼく」。ほんとのこどもが「ぼく」を見つけてくれて、名前を付けてくれるのを心待ちにしていました。でも、いくら待っても誰も来てくれません。とうとう「ぼく」は待つのをやめて、ほんとの世界のほんとのともだちを探すために出発しました。 |
レズリア・ニューマン ぶん エイミー・ジューン・ベイツ え 小川仁央 やく |
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評論社 | |
作曲家である主人公モシェが1匹の子ネコと出会います。ある日、60秒以内の曲を作るというコンテストの知らせが届きました。曲作りに悩んでいたモシェは、子ネコが鍵盤の上を歩いて奏でたメロディをもとに小さなピアノ曲を作曲しました。コンテストに応募してみると、結果はどうなったでしょう。アメリカで本当にあったおはなしです。 |
たかおゆうこ 作 | |
講談社 | |
くるみの実の中には、何が入っているのでしょう。そっと耳のそばで振ってみたら、どんな音がしますか。ページをめくると、くるみの中にいくつもの想像の世界が広がります。 |
2月
島野雫 作・絵 | |
教育画劇 | |
池のほとりで、カモをぱくりと飲み込んだキツネ。ところがキツネは、おおきなナマズに飲み込まれてしまいました。真っ暗なナマズのおなかの中で、キツネと、キツネのおなかから出てきたカモ、カモの口から出てきたりんごの中にいたアオムシが、何とか外へ出られないかと考えます。さて三匹は、どうやってナマズのおなかの中から出ることができたのでしょうか。 |
藤原幸一 しゃしん・ぶん | |
ポプラ社 | |
可愛らしいハートのかたち。自然の中でさがしてみたら、葉っぱや花びら、動物の顔も、みんなハートのかたちに見えてきます。生物ジャーナリストが世界の森から切り取った色鮮やかな写真が並びます。みんなも地球のハートをさがしてみませんか。 |
デビッド・A・アドラー 文 エドワード・ミラー 絵 千葉茂樹 訳 |
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光村教育図書 | |
時計の文字盤や本の章に使われているローマ数字。ローマ数字で書くとちょっとかっこいいですね。でも、順番に並んでいればわかるけれど、「IV」だけで見ると、4かな?それとも6かな?と迷ってしまうことはありませんか。この本を読むと、ローマ数字の法則がわかります。時計の文字盤の「XII」より大きな数、たとえば48や999なども書けるようになります!そして、ローマ数字を知ることで普段なにげなく使っているアラビア数字、特に「0」の素晴らしさに気づきます。 |
3月
たしろちさと 作 | |
ほるぷ出版 | |
まじめなイタメーニョさんのレストランに、きょういちばんのおきゃくさんがきました。てつやあけのおきゃくさんはフレッシュりんごジュースを注文します。すると、イタメーニョさんははしごを持ってうらにわにいきます。とれたてのりんごでジュースを作るためです。なにせイタメーニョさんはまじめですから・・・。素材選びから丁寧に心をこめて作られるお料理に、お客さんは皆大満足。優しさ溢れる絵に和める1冊です。 |
さとうひろし さく | |
文芸社 | |
「森と海はつながっている。森を元気にすると、海も元気になる」という漁師さんの言葉をヒントに、この本は生まれました。たくさんのいのちをそだてる森。雨は、森のえいようを川にはこび、海へと届けます。そして海のいきものを元気にします。ページをめくると、はっぱや木の実でつくったいきものたちが次々と現れ、自然のつながりを描いていきます。 |
はやしますみ 作 | |
小学館 | |
ものしりがおの、“かわうそ”が、エイや、ひょう、金魚や鯉のことまでもまことしやかに語ると、つい、「へえ、そうなんだ」と思ってしまいます。ひょうの由来には、思わず「うまい!」とひざを打ち、なまけものが森いちばんの働き者だったという話には、笑いがこぼれます。講談調のリズムが楽しいテンポのよい一冊です。 |
4月
谷口智則 作・絵 | |
文溪堂 | |
ブルドッグたんていにはとけない謎はありません。どんな事件も解決します。ある日、夜空から星が行方不明になるという事件がおきました。星なんてなくなっても誰も困らないだろうと思っていましたが「星を探してほしい。私はさびしいのです。」という名無しの依頼が届きました。たしかに星のない夜空はさびしいものです。星が消えた謎とは?事件は解決し、夜空に星は戻るのでしょうか。 |
いわやけいすけ ぶん みねおみつ え |
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福音館書店 | |
私たちの頭の上には空があります。そして、その上にはまだ殆どの人が行ったことがない宇宙があります。ロケットで行く宇宙は別世界なのでしょうか?東京から大阪まで400km、ニューヨークまで10,800kmと私たちは新幹線や飛行機を利用して移動しています。高さ0mの地面から宇宙ステーションの浮かぶ400kmの高さまで少しずつ上った景色を眺めてみると、案外近いと感じるかもしれません。 |
ねじめ正一 作 山村浩二 絵 |
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鈴木出版 | |
「ぼく」の住んでいる町の小さな動物園は、普通の動物園ではありません。動物たちがおもしろい動きやアイデアでおもてなしをしてくれる特別な動物園なのです。たとえば、ライオンさんはたてがみを立てて、ひまわりになってくれます。次はいったいどんな動物がなにをしてくれるでしょうか。 |
5月
工藤直子 おはなし 和田誠 え |
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瑞雲舎 | |
密林に住むひょうは、素敵な“はんてん”が自慢です。ところがある日、“はんてん”は3枚だけを残して家出をしていました。たくさんの“はんてん”がなければひょうではありません。“はんてん”を探す旅に出たひょうですが、途中で出会う動物たちに残りの“はんてん”をあげてしまいます。“はんてん”の家出の理由は?そして、“はんてん”を全てなくしてしまったひょうはどうなるのでしょう。詩人でもある工藤直子さんのお話と、和田誠さんの語りかけるような絵が素敵にコラボしている絵本です。1975年に銀河社から刊行されたものを復刊したものです。 |
ティモシー・ナップマン 作 ベン・マントル 絵 まえざわあきえ 訳 |
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ひさかたチャイルド | |
今日は、特別な朝。小さな機関車のリトルが、初めてひとりで線路を走るのです。つるつるに感じる線路。「だいじょうぶかな?」ちょっぴり心配になったリトルを、お父さんとお母さんは励まし、「帰りたくなったら、線路をたどって戻るんだよ。」とやさしく送り出してくれます。ドキドキしながら、少しずつ動き出したリトル。ピーッ、ピーッ!と汽笛を鳴らして走り出したリトルは、どんな冒険をするのでしょう。 |
石井睦美 文 布川愛子 絵 |
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ブロンズ新社 | |
春がやってきたので、春のワンピースが欲しくなったさきちゃん。大きさも形もぴったりの服を作ってくれると評判の仕立て屋さん、ミコさんのお店にやってきました。ミコさんは、さきちゃんにぴったりのワンピースを作るため、春についての質問をはじめます。さきちゃんにぴったりの春のワンピースとは、どのようなものになるのでしょうか。 |
6月
山田美津子 作 | |
こぐま社 | |
おはなをゆらす春のかぜ。アイスもとかす夏のかぜ。おちばとおどる秋のかぜ。ほっぺもかちこちこおる冬のかぜ。かぜっておもしろい。四季それぞれのかぜの様子を、小さな子どもたちにもわかりやすい言葉で楽しく表現しています。思わずかぜをつかまえてみたくなるような絵本です。 |
ローラ・M・シェーファーとアダム・シェーファー ぶん フラン・プレストン=ガノン え せなあいこ やく |
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評論社 | |
森の地面に落ちた“たったひとつのドングリ”が木になり、鳥などの動物を呼び、食物連鎖の中でまたどんぐりを落とす。そんな生態系の様子が、短い言葉と美しい絵で描かれています。実際の森の生態系には、もっと多くの生き物たちが関わっていますが、豊かな森の中でいのちをつなぐ光景を少し覗き見ることができる絵本です。 |