こどもページ
2021年7月~12月
12月
![]() | 光丘真理 作 コマツシンヤ 絵 |
フレーベル館 | |
亡くなったおじいちゃんに買ってもらった、ながれぼしの絵がついたランドセルは、小学1年生のだいすけの大切なものです。でも隣の席の、おとなしいのぶやくんとおそろいで、複雑な気持ちになります。そんなある日、のぶやくんの下じきがなくなり、だいすけのランドセルの中から出てきます。でも、だいすけは、すぐにそれを伝えることができません。子どもたちの勇気と成長が描かれています。 |
![]() | 木島誠悟 著 |
白泉社 | |
モモちゃんが赤ちゃんの時から、ずっと一緒だったぬいぐるみの“ぷく”。モモちゃんが大きくなったので、ダンボール箱にしまわれていました。ある日、大人になったモモちゃんがこの箱のふたを開けて、また広い世界へ連れ出してくれました。大好きなぬいぐるみやおもちゃを思いながら、読んでほしいお話です。 |
![]() | くどうれいん 作 くりはらたかし 絵 |
福音館書店 | |
友だちに約束をすっぽかされたハルくん。ぷんぷんに怒って歩いていくと不思議なおばあさんに出会いました。「プンスカプンスコ ホニホニプクク」とおまじないをかけられると、ふしぎなことにハルくんのおへそからけむりが出てきて、怒った気持ちがなくなりました。体と心がふんわりするお話です。 |
11月
![]() | ごとうまきこ え かんちくたかこ ぶん |
文一総合出版 | |
根をはった場所から動けない植物が 仲間を増やしていくためには、より広く遠くへと種を運ばなければなりません。そこで多くの植物は、風や動物を利用して種に“旅”をさせるのです。色々な形、様々な大きさの種はどのように運ばれ芽を出すのでしょう。“種”や“実”とはどういうものなのか、植物のしくみが分かりやすい文と絵で紹介されています。 |
![]() | ソニア・ソトマイヨール 文 ラファエル・ロペス 絵 すぎもとえみ 訳 |
汐文社 | |
糖尿病やぜんそく、学習障がいや吃音など、様々な問題を抱えている子どもたちが、庭をつくろうとしています。色やかたち、育ち方が違う植物のように、人間も一人ひとり違っています。違いを認めてお互いを知ることの大切さや、それぞれが違うからこそ楽しい世界になっていることを教えてくれる絵本です。 |
![]() | ほりかわあやこ さく |
福音館書店 | |
水族館での仕事は、生き物を育てるのはもちろん、イベントを企画したり、展示を作ったり、機械を管理したり、掃除をしたりと様々です。元水族館スタッフの作者が、展示室の様子から普段は見れない裏側まで、“ヒミツ”だらけの一日を魅力的に描きます。 |
10月
![]() | ルイス・スロボドキン 作 小宮由 訳 文 |
瑞雲舎 | |
コレットは南フランスの山あいの町に暮らしている女の子です。そこに王女が休養のため、やってくることになりました。雑音ひとつない静かなところで過ごしたいというわがままな王女に、町長や町の人たちは振り回されます。コレットとペットのこねこのシュシュも、お気に入りの場所を王女に取り上げられてしまいました。おとなしい女の子コレットと勝手気ままな王女のユーモラスなお話です。 |
![]() | 最上一平 作 種村有希子 絵 |
新日本出版社 | |
すみれちゃんは、夏休みに山奥のようかいばあちゃんの家に遊びにきました。ばあちゃんは、「死んでしまったようかいじいちゃんとはなしをした」といいます。そして、おじいちゃんの大好きだったイワナを川でとって食べた夜、すみれちゃんもおじいちゃんの声をききました。すみれちゃんとばあちゃんのふしぎなお話です。 |
![]() | オルガ・カブラル 作 小宮由 訳 山村浩二 絵 |
岩波書店 | |
むかし、白いうさぎと黒いねこと大きないぬが暮らしていました。ある日、荷馬車に乗ったおじさんが通りかかり、3びきの前でとても大きなくしゃみを3回していきました。すると、ねことうさぎのじまんの耳は入れかわり、いぬの大きいの声はねこの小さな声に変わってしまいました。へんてこになった3びきは、元に戻るために、くしゃみをしたおじさんを探しに出かけます。 |
9月
![]() | いとうみく 作 つじむらあゆこ 絵 |
岩崎書店 | |
ココちゃんは小学2年生。一年前にお母さんが再婚して三歳下のナッちゃんという妹ができました。体が大きく元気いっぱいで、考えていたような可愛い妹ではありません。夏休みに二人だけで祖母の家に泊まりに行き、同じ年頃のいとこ達と過ごす中で、少し妹の気持ちがわかるようになり、優しいおねえちゃんに成長していきます。シリーズ7作目。 |
![]() | 乗松葉子 さく おおでゆかこ え |
ポプラ社 | |
かえるのエルは、友達のアールちゃんが「かぜぎみ」で遊べません。「かぜぎみ」なのにうれしそうなアールちゃんを見て「かぜぎみ」ってそんなにいいのかなと思いました。すると、次の日エルは「ほんもののかぜ」をひいてしまいます。仲よし2人の「かぜ」についての会話など、友達をテーマにした2つのお話です。 |
![]() | イチンノロブ・ガンバートル 文 バーサンスレン・ボロルマー 絵 津田紀子 訳 |
廣済堂あかつき | |
空に星がなく、夜がくらやみだったころのお話です。美しい七人の王女が、鳥の王にさらわれ、天へ連れて行かれました。王女を助けるため、空とぶ馬で天へ向かった七人の兄弟。力を合わせて王女を取り戻したものの、空とぶ馬の翼が傷つき地上に戻れなくなってしまいました。モンゴルの星にまつわる民話をもとにしたお話しです。 |
8月
![]() | 北川チハル 作 大野八生 文 |
佼成出版社 | |
小学1年生のたつやは、幼稚園の時の経験から「大丈夫」という言葉が嫌いです。「大丈夫かいなあ」と心配ばかりする担任の先生と話そうとすると声が出ません。5月になり動物園に遠足に出かけた日、先生のある失敗がきっかけで、たつやの思いが声になって溢れ出ます。すべてのページに表情豊かな挿絵が入っていて、優しさの伝わる物語です。 |
![]() | フィリケえつこ 作・訳 |
WAVE出版 | |
孫が来るのを楽しみに待っているおばあちゃん。得意料理を作ろうとトマトの缶詰を手にしていたらついウトウト。むかしむかしに初めて一人旅をした時の夢を見て、トマトの森での出来事がよみがえってきます。小さな冒険にドキドキ、ワクワクしながら読み進めることのできる絵本です。 |
![]() | なかがわちひろ 作 |
のら書店 | |
一平が家に帰ると、鍵が閉まっていて中に入れません。そこで、お母さんを探しに出かけますが、途中で迷子になってしまいます。ひとりぼっちで不安でいると、周りの人たちが声をかけてくれました。一平の素敵な発見によって、ひとりぼっちも悪くないと思わせてくれる心温まる絵本です。 |
7月
![]() | 小手鞠るい さく 松倉香子 え |
講談社 | |
うさぎのななこさんはうさぎタウンでおむすび屋さんをしています。歌を歌いながら楽しく作ります。形も色も味も違うおむすびは、すぐに売り切れます。どうして、たくさん美味しく作れるのでしょう。それには理由がありました。読んでいると、ななこさんのおむすびが食べたくなるおはなしです。 |
![]() | いとうみく 作 丸山ゆき 絵 |
ポプラ社 | |
お料理好きのハルさんは、公園にけんちん汁とおにぎりを持ってお散歩に行きました。ひとりで来ていた女の子と出会い一緒にごはんを食べることに。二人で食べるごはんはなんて美味しいのでしょう。それから毎週土曜日にごはんを作って公園へいくうちに、子どもだけで、ごはんを食べる子が何人もいることに気がつきます。そこで、ハルさんが思いついたことは!! |