こどもページ

2021年1月~6月

これまでにおすすめした本

6月

つくしちゃんとおねえちゃん
2_tuku.jpg いとうみく 作 
丹地陽子 絵 
 
福音館書店

小学2年生のつくしには、2つ年上のお姉ちゃんがいます。努力家で優等生なお姉ちゃんは、つくしのじまんです。“いばりんぼう”“あと五分”“ドッジボール”“なみだ”“ごめんなさい”の5つのお話がはいっています。ちょっといじわるで、ちょっと足をひきずって歩くお姉ちゃんの葛藤や、優しさを、つくしの目線で描く心温まる物語です。

たけのこなんのこ?
2_take.jpg 野中重之 監修 
 
ひさかたチャイルド

“たけ”の“こども”というところから名前が付いた“たけのこ”。たけのこは本当に竹の子どもなのでしょうか。
たけのこの写真や解説の絵とともに、その成長を知ることができます。一日で1メートル以上も、のびることがあるというたけのこ。そのひみつをのぞいてみませんか。

一年生なんだもん-めざましくんと大とっくん!-
2_iti.jpg 村上しいこ さく 
ひがしちから え
 
学研プラス

小学1年生のくみちゃんは、ひとりで起きれるように、新しくめざまし時計を買ってもらいました。でも、めざましの音が、朝になっても鳴りません。実は、この時計は、つくもがみ小学校の1年生で、朝寝坊してしまったのです。くみちゃんと時計の早起き特訓が始まります。

5月

でんごんゲーム
2dend.jpg 宮下すずか 作
市居みか 絵
くもん出版

“つたえあいましょうがっこう”の1年1組では、国語の授業で伝言ゲームをしました。元々の言葉や文章が、伝言していくうちにどんどん変わってしまい、みんな大笑い。でも翌日、クラスの子がケガをしたことが、その伝言ゲームのようになり町中が大騒ぎになってしまいます。相手に言葉を正確に伝えるにはどうすればよいかを考えるきっかけになる本です。

はからはじまるカルシウムのはなし
2haka.jpg 伊沢尚子 作
ダイスケ・ホンゴリアン 絵
福音館書店

男の子が抜けた乳歯を土に埋めました。その乳歯をスタートに小松菜の根っこ、カタツムリの殻、シカの角へと次々に居場所を変えていくカルシウム。旅をしているかのようなカルシウムのイラストを通じて、元素の循環を実感できるユニークなかがく絵本です。旅の最後はどこにたどり着くのでしょうか。

ねこ学校のいたずらペーター
2neko.jpg アンネリース・ウムラウフ =ラマチュ 作
アダルベルト・ピルヒ 絵
杉山香織 訳
徳間書店

いたずら好きな黒ねこのペーターは、ねこ小学校に行くことになりました。学校生活は初めてのことばかりで、じっとしていられません。前の席のミーツのしっぽを自分のインクつぼに入れたり、友達とけんかをしたり、色々な事件を起こしますが、ときには活躍することも。笑える話が満載で、失敗ばかりのペーターが少しずつ成長していく様子を見守りたくなる本です。

4月

つばきレストラン
2tuba.jpg おおたぐろまり さく
福音館書店

つばきは寒い冬に花を咲かせ、その甘い蜜を求めて小鳥たちが集まってきます。まるで、小鳥のためのレストランのようです。小鳥たちを呼び寄せる、つばきの工夫がよくわかるとともに、なぜこのようなことをしているのか、とても興味が湧いてくる絵本です。

うさぎのモニカのケーキ屋さん
2usag.jpg 小手鞠るい さく
たかすかずみ え
 
講談社

うさぎのモニカは、おとうとのノエルとケーキ屋さんを開いています。二人の作るケーキは、お客さんに人気です。リスの三人きょうだいや、くまのダニエルさんもよく店に来ます。リスたちはダニエルさんと話したいのですが、少しこわいようです。ある日、ダニエルさんが、病気でお店に来ませんでした。そこでモニカたちは、あることを思いつきます。やさしい気持ちが、ダニエルさんに伝わるでしょうか。

くもとり山のイノシシびょういん-7つのおはなし-
2kumo.jpg かこさとし 文
かこさとし 絵
なかじまかめい 絵
 
福音館書店

くもとり山にあるイノシシびょういんに、お腹が痛いたぬきのポンちゃんがやって来ました。イノシシ先生は、ポンちゃんの話をじっくり聞いて様子を観察し、意外な原因を突き止め手当します。患者さんのことをしっかり診て、的確な治療をするやさしいイノシシ先生の7つのおはなし。

3月

悲しみのゴリラ
2kanasiminogorira.jpg ジャッキー・アズーア・クレイマー 文 
シンディ・ダービー 絵 
落合恵子 訳 
 
クレヨンハウス

命あるものには、必ず死がやってきます。ママを亡くした男の子のもとに現れたのはゴリラでした。ゴリラとの対話によって、悲しみの中にいる男の子は、少しずつ新しい一歩を踏み出していきます。美しい水彩画が物語を彩り、悲しみのすべてを受け止めてくれる絵本です。

東京さんぽ絵本
2toukyousanpo.jpg 阿部行夫 作 
 
文溪堂

雪の東京駅、桜満開の上野界隈、花火に彩られたお台場、朝もやに浮かび上がる神田明神、季節ごとに違った顔を見せる東京の景色が細かく描写されています。最後の見開きページに描かれた夜景は、特に見ごたえがあります。家に居ながら散歩気分を味わえます。

2月

にじいろのせかい
2.niji.jpg 刀根里衣 著
 
NHK出版

悲しいことが沢山起きた世界は真っ暗な闇の中…。そんな世界に、絵描きの少年は光をともしたいと考えるようになります。大地に咲いている花々に色をつけ、色を失ってしまった夜空には、道に迷わないようキラキラ光る星をちりばめました。やがて、少年は、みんなで一緒に、心の中に希望のあかりをともしたいと願います。コロナ禍で閉塞した今だからこそ、子ども達に手渡したい一冊です。

ねこの町の小学校-たのしいえんそく-
2.neko.jpg 小手鞠るい 作  
くまあやこ 絵 
 
講談社

ねこの町の小学校の子どもたちは、おいしいパンを持って、すてきなやさい畑へ遠足にでかけました。お昼ごはんは犬の村のレストランで、とれたてのおやさいとパン、そして、シチューをいただきました。みな大満足です。

このかみなあに?-トイレットペーパーのはなし-
2.kono.jpg 谷内つねお さく 
 
福音館書店

あまり目立たないけれど、ないとみんなが困ってしまうもの。毎日大活躍しているトイレットペーパーについてのおはなしです。長さや給水量などの特徴は、わかっているつもりでも実際に調べてみると新しい発見があります。トイレットペーパーの性能に驚かされる1冊です。

1月

くまのこのるうくんとおばけのこ
2kuma.jpg 東直子 作 
吉田尚令 画 
 
くもん出版

散歩に出かけた“くまのこのるうくん”。この日はとても気持ちがよかったので、ぽんぽん山に登ってみようと思いました。うきうきしながら歩いていると、白くてふんわりした“おばけのこ”と出会いました。二人はいっしょに山のてっぺんに行くことにしたのです。ところが、しばらく登ったところで道が二股に分かれ、どちらの道にも「てっぺん こっち」と書いてあります。さて、二人はどうしたでしょうか。

おねえちゃんって、きょうもやきもき!
2onec.jpg いとうみく 作 
つじむらあゆこ 絵 
 
岩崎書店

“ココちゃん”が1年生になった頃、ココちゃんのお母さんと“ナッちゃん”のお父さんが結婚して、ナッちゃんという3つ下の妹ができました。妹は欲しかったけれど、まるで怪獣みたいなナッちゃんは、考えていた可愛い妹とは全然違います。最近、お母さんの具合が良くなさそうなのに、ナッちゃんはわがままばかり。ココちゃんはお母さんを心配してやきもきします。

ゴッディくん
2gody.jpg 古川タク 作 
 
理論社

神様の子ども“ゴッディくん”。イタズラ大好きゴッディくんは、散歩に行くと必ず星を持って帰ってきて、いろいろなイタズラをしてしまいます。今日はブルーの星を持って帰ってきました。地球です!おもちのようにペタンコにしたり、サイコロみたいに四角にしたりとやりたい放題!地球は無事でいられるでしょうか?ゴッディくんのゆかいな世界を楽しめます!

おとうとのたからもの
2otou.jpg 小手鞠るい 作 
すずきみほ 絵 
 
岩崎書店

ある日、二年生のあおいは三歳年下の弟、とうまくんを外に遊びにつれて行こうと誘いますが、絵本に夢中で返事をしてくれません。思わず意地悪をして絵本をとりあげてしまうあおい。本なんか大嫌いなあおいは、とうまくんが、どうしてそんなに絵本に夢中になれるのかがわかりません。そんなある日、とうまくんが風邪をひいてしまい、あおいは、あることを思いつきました。