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2021年7月〜12月

これまでにおすすめした本

下の年月は図書館でその本を紹介した年月です。本が出版された年月ではありません。

10月

たとえ悪者になっても−ある犬の訓練士のはなし−
4tat.jpg 佐藤真澄 作
静山社

人を咬む犬の矯正を専門とする訓練士の中村さん。きびしい訓練で暴力と批判されようと犬たちと真剣に向き合います。なかには、訓練しても更生できない犬もいます。その場合は殺処分されないように引き取って最後まで面倒を見ます。愛情をもって訓練をしていく様子が描かれ、動物を飼うことの責任についても考えさせられる実話です。

ここではない、どこか遠くへ
4kok.jpg 本田有明 作
みなはむ 絵
小峰書店

“アニマルズ”と称する小学6年生の4人組。それぞれに行きたい夢の場所があります。小学校最後の夏休み、4人はサマーキャンプへ行くと偽って旅に出ます。電車を乗り継ぎ、偶然の出会いを活かして、ついに夢の場所に。つらい家庭環境や、乗り越えなければならない現実を見すえて、彼らはどのように旅を終えるのでしょうか。

4aki.jpg かこさとし 文・絵
講談社

著者はさわやかな空気に包まれ、おいしい果物が食べられる秋が大好きでした。ところが、そんな秋をとてもきらいになったことがありました。それは高等学校2年生の時です。日本はアメリカと激しい戦争をしていました。戦時中に目の前で起きた出来事はどれも悲しいものでした。戦争に対する憤りと平和を願う強い思いが込められた絵本です。

9月

分解系女子マリー
4_bnka.png クリス・エディソン 作 
橋本恵 訳 
 
小学館

分解好きで発明家を夢見るマリーは12歳の女の子です。ある日、テクノロジー開発で有名な大企業のサマーキャンプに招待されました。キャンプでは、最先端のAIに囲まれながら、ロボットコンテストに挑みます。しかし、そのかげで、世界を揺るがす大事件が起ころうとしていました。マリーは仲間たちと科学の知識をつかい、事件解決に動きます。

チバニアン誕生−方位磁針のN極が南をさす時代へ−
4_tiba.jpg 岡田誠 著 
 
ポプラ社

世界中で使われる地質時代の名前に、初めて日本の地名がつき、“チバニアン”と呼ばれることになりました。千葉県にあるその地層に、その時代の地球でおこった出来事の痕跡が最も残っているからです。この本では“チバニアンの”誕生にまつわるエピソードや地球科学のしくみを紹介しています。地質や地層について興味がわいてきます。

Surf Boys−伝説になった12歳の夏−
4_surf.jpg 南田幹太 著 
PHP研究所

いまから60年前の湘南の海です。小学6年生の亮は、大人顔負けのサーフィンの腕前を持つ同じ年の誠と出会います。サーフィンの道具がない時代に、2人は手作りの木製サーフボードを使い、サーフィンに夢中になります。お互いの家庭環境の違いを乗り越え、サーフィンを通した友情がさわやかに描かれた物語です。

8月

登り続ける、ということ。―山を登る 学校を建てる 災害とたたかう―
4nobo.jpg 野口健 著
学研プラス

世界七大陸最高峰登頂に当時最年少で成功した野口健さん。彼は登山家を手助けするシェルパのために「シェルパ基金」を設立しました。ほかにも、清掃登山、ヒマラヤでの学校づくり、ネパール地震・熊本地震への支援などをコツコツと続けています。小さな「コツ」を積み重ねることが大切という野口さんの思いが詰まっている本です。

莉緒と古い鏡の魔法
4riot.jpg 香坂理 作  
結布 絵
朝日学生新聞社

莉緒は小学5年生。春休みに近所の洋館に引っ越すことになりました。そこで見つけた鏡の中から、不思議なことに少年“廉”が現れます。どうやら彼は莉緒の悩みを知っているようです。“廉”やクラスメートとの交流を通じ、莉緒は自分の悩みと向かい合い始めます。朝日小学生新聞2020年10月〜12月の連載を再構成。

海を見た日
4umiom.png M.G.ヘネシー 作
杉田七重 訳
 
鈴木出版

養母の家で過ごす3人の里子たち。自分の将来だけを夢見る13歳のナヴェイアを始め、空想の中に生きるヴィク、まだ英語を殆ど話せない中米系のマーラ。そこに新しく入った自閉症のクエンティン。クエンティンの母親に会いに行くという一途な行動をきっかけに、4人は冒険の旅に出ます。旅を終えた時、4人と養母のあいだに、大切な家族の絆が生まれます。

7月

サステナブル・ビーチ
4_sasu.jpg 小手鞠るい 作
カシワイ 絵
さ・え・ら書房

学校生活に「もやもや」を感じている小学6年生の七海は、夏休みにお母さんと旅行したハワイで美しい海に感動します。しかし、きれいに見えるその海には大量のプラスティックごみが浮かび、それを食べた海の生き物が死んでしまったことを知ります。七海は「地球も海もたったひとつ」と、自分にできることを考えて動きだします。

さいごのゆうれい
4_sai.jpg 斉藤倫 著
西村ツチカ 画
福音館書店

ハジメは小学5年生の夏休みに、亡くなったお母さんの実家へ行くことになりました。お母さんのことは何一つおぼえていないし、“かなしみ”もありません。しかし、そこで出会ったゆうれいの女の子とゆうれいの国を救うことになり、なぜ“かなしみ”がないのかが明らかになります。どんなに悲しくても、大切なことがあると気づかせてくれる物語です。

ろくぶんの、ナナ
4_roku.jpg 林けんじろう 作
高橋由季 画
岩崎書店

遊園地で友達とはぐれて一人でいたナナは、園内のお土産屋さんから声を掛けられ、サイコロを渡されます。それは、一から六まで別々の人格をもち、出た目の性格が乗り移るという不思議なサイコロでした。サイコロが引き起こす様々な出来事によって引っ込み思案のナナが少しずつ変わり始めます。