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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第37回 なまえのないねこ

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第37回 猫の気持ちがわかる?!絵本

 今は空前のペットブーム。どのご家庭も我が子?が一番かわいいものです。縁あって出会えて一緒に暮らす、かけがいのない家族の一員です。

 我が家の猫は十二歳、雑種で体重八キロ!の巨大猫です。初めて会った時には小さな小さな白い毛玉のようでした。命名「プチ」—子猫の頃は遊びが大好きで、なぜか新聞や本を読んでいると邪魔をしに来るイタズラっ子でした。食欲旺盛でかわいくおねだりするので皆に甘やかされてスクスク育ちました。
 そして月日がたち……「プチ」はいつのまにか巨大化していました……。 もはや「プチ」ではない。いつしか皆からは「デカ」と呼ばれるようになりました。本猫はこのあたりどう思っているのか聞いてみたいところですが、猫なので「にゃあ」としか言いません。でも、もしかしてこんなこと考えているのかしら、と思わせてくれるのが『なまえのないねこ』という本の主人公の猫ちゃんです。

namaenonai.jpg『なまえのないねこ』竹下文子文 町田尚子絵(小峰書店)

  町にいる猫にはみんな名前があるのに、だれにも名前をつけてもらったことがない「ぼく」。名前が欲しくて自分に合う名前を探しに出かけます。でも、「ぼく」が本当に欲しかったものは「なまえ」ではありませんでした。

 いろいろな猫ちゃんたちの表情も楽しい絵本です。作画の町田尚子さんは他にも、『ネコヅメのよる』(WAVE出版)、『ねことねこ』(こぐま社)など魅力的な猫が登場する絵本を描いてます。どこかのページにあなたの家の猫ちゃんとそっくりな子がきっといますよ。

「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし第1回〜第36回はこちら