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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第36回 読み継がれる「ちいさいモモちゃん」

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第36回 大好きな「ちいさいモモちゃん」親子三代、四代?で

 私が小さかった頃、母に読んでもらった本の中での一番のお気に入りが『ちいさいモモちゃん』です。

momotyan.jpg『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子著 菊池貞雄絵(講談社)

「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズの第一作目で、モモちゃんが産まれた日から3歳になって「あかちゃんのうち」(保育園)を卒業するまでの色々な出来事や、成長していく姿が描かれています。

 モモちゃんの大好きな飼い猫のプーは、ママやモモちゃんとお話しが出来たり、モモちゃんの産まれたお祝いに、人参や玉ねぎ、じゃがいもやチューイングガムがやって来たり、ママとケンカしたモモちゃんが、空に昇る電車に乗って雲の上に行っちゃったりします。
 小さな子供の目線で、幼い頃に感じる不思議なことや、どの子もやりそうなことを、現実と空想が入り混じって描かれていて「そうだったら楽しいだろうな」「もしかしたらそんな風に思っていたかも」と思わず微笑んでしまいます。

 そんなお話と菊池貞雄さんの可愛らしい挿絵や人形を用いたカラー写真の挿絵がぴったり合っています。私は特に人形の写真が大好きで、見る度に読んでもらった時の母の声や表情を思い出します。

 いつか私も子供に…と本を買って大事にして来ました。そして娘が幼稚園の頃から何度も読んで聞かせました。その娘も今は母となり「もう少ししたら私も『お母さんが大好きな本よ』と読んであげたいの」と言っています。私は傍らでそれを聞くのをとても楽しみにしています

「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし第1回〜第35回はこちら