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「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第11回 子どもとの時間「かにむかし」

世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。 

 毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。

 第11回 子どもとの時間「かにむかし」                                                                            

 ある晴れた秋の朝、ランニング(散歩?)を娘(小6)と息子(小4)としていたときのことです。近所のお宅の庭に、美味しそうな柿の実が生っている木を発見!「これ、取っていい?」「だめでしょ!」「いいじゃん!」「そんなことしたら、ドロボーだよ!さるかに合戦のさるみたいにウスにペッチャンコにされちゃうよ!」と他愛のない会話を楽しんでいました(このころには完全に散歩・・・)。

かにむかし  かにむかし 木下順二 文 清水崑 絵(岩波書店) 

ふと、「あれ?さるかに合戦ってどんな話だったかな?」と思い、「さるかに合戦のお話って覚えている?」と、子どもたちへ質問してみました。近頃は、我が子が本を読んでいる姿を見ることがほとんどなくなっていたので、「覚えてないだろうな」と思って聞いたのに「あのね、かにがおにぎりをもっていてね、そこに柿のタネを持ったさるがきて・・・」と話しはじめ、最後までしっかりと覚えていて話してくれました。

「あれ?覚えてたの?」「だって小さいとき、読んでくれたでしょ!」・・・ほんの数日前のことでも忘れてしまうようになった母に対して、何年も前のことを意外にも覚えてくれていた子どもたちに感動!子どもが小さいころに読んでいたお話は、子どもの記憶にちゃんと残っているものだと実感しました。子どもたちが大きくなり、自分の忙しさを言い訳にして、子どもに本を読むことをしていなかった事を反省。小学校高学年になった子どもたちに、寝る前の本の読み聞かせを復活させました。嫌がるどころか「今日は何の本、読んでくれるの?」と、楽しみにしてくれています。「今日は、お母さんに読んであげる」と絵本を読んでくれることも。いつまで嫌がらずに聞いてくれるのか・・・喜んで聞いてくれているうちは続けて行こう♪

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