本文へ移動

2017年1月〜6月

これまでにおすすめした本

下の年月は図書館でその本をしょうかいした年月です。本がしゅっぱんされた年月ではありません。

1月

魔女になりたい!
  ルース・サイムズ 作

神戸万知 訳
はたこうしろう 絵
ポプラ社

童保護施設で暮らしているベラ・ドンナは、生まれたときから魔女になりたいと思っており、そのことを受け入れてくれる家族を待ち続けていました。ある日、十三軒通りに住むクリスさんという女性が「ベラ・ドンナを家族に迎えたい」と施設にやって来ました。ベラ・ドンナはクリスさんを気に入って、一緒に暮らすようになります。しかしクリスさんをはじめとする十三軒通りの住人たちは、実は全員が魔女だったのです。ベラ・ドンナは、見習い魔女として受け入れられ、修行の日々を始めます。

厳しい魔女の掟を守りながら、また大きなピンチを迎えながら、ベラ・ドンナが成長していくお話です。

六時の鐘が鳴ったとき―少女たちの戦争体験―
  井上夕香 作
エヴァーソン朋子 絵
てらいんく

4年前に母親を亡くし「自分はめぐまれていない」と感じていたゆうこ。ある日、おばさんから「のぼらないように」と言われていた木から落ちてしまい、気がついたゆうこの目の前には、戦争直後の世界が広がっていました。

孤児のチョロやなぞのオイチャンとの生活で、それまでは考えたこともなかった「戦争」という歴史の出来事に直面します。戦争とは、戦争の遺したものとは、自分にとっての幸せとは何かを考えさせられる物語です。1990年に朝日小学生新聞に連載されたものが、原文のまま本になっています。

にっぽんのおかず―写真絵本おかず風土記―
  白央篤司 著
理論社

ホッケ焼き、ラッキョウ漬け、六宝、切り干しダイコン…日本には白いご飯に合う「郷土のおかず」が多く存在します。しかし外国から様々な料理が入ってくるようになり、今こういったおかずを食べる機会はどんどん少なくなっています。この本では日本の47都道府県、その土地ならではの食材を使ったさまざまな「にっぽんのおかず」が鮮やかな写真で紹介されています。和食や郷土料理にあまり触れたことがない子どもたちにも薦めたい、読んでいると自然とお腹がすいてくるような一冊です。

2月

ぼくたちのおばけ沼「ひとりぼっち」の友情物語
  中村淳 著
藤本四郎 絵
汐文社

東京から引越して来た気弱な5年生の主人公。生まれて初めて釣りに出かけた池で、クラスのきらわれ者のヒロアキと会います。ヒロアキの釣りの腕前に圧倒され、ザリガニやフナの釣り方をおしえてもらいながら一緒に仲良く遊びました。いつか、奥の池にいるという、うわさの怪魚を釣りに行こうと約束もしますが、ヒロアキは心臓の手術で入院してしまいます。ヒロアキを喜ばせるためにたった一人で怪魚を釣りに「おばけ沼」に出かけて行きますが、果たして釣ることができるのでしょうか。

図書室の日曜日 遠足はことわざの国
  村上しいこ 作
田中六大 絵
講談社

せんねん町のまんねん小学校の日曜日。図書室では、国語じてんが英語じてんと話しています。ふたりは、すなかけばばあ、のっぺらぼう、ももたろうといっしょに『たのしいことわざの国』の本に入り、ことわざ対決をすることになりました。相手は福たろうとオニたちで、ことわざクイズをだしてきます。ことわざが得意な国語じてんが答えるのは反則と言われ、他のみんなが答えられないと図書室に帰れないといわれてしまいます。

みんなで答えを出しあい、「おわりよければすべてよし」となるまでクイズ対決は続きます。

こわい、こわい、こわい?しりたがりネズミのおはなし
  ラフィク・シャミ 文
カトリーン・シェーラー 絵
西村書店

兄弟ネズミたちと一緒にお母さんの帰りを巣の中で待っていた子ネズミのミナ。すると「こわい、こわい。猫が追いかけてきたの」とお母さんが転がるように帰ってきました。

お母さんが言っていた「コワイ」という気持ちってどんなものなのだろう?ミナは、巣の外に出て「コワイ」をさがしにいきます。ライオンやカバに遭遇しつつもなかなか「コワイ」にならないミナ。でもついに…!

なきむしにかんぱい!
  宮川ひろ  作
小泉るみ子 絵
童心社

小学三年生の咲は楽しみにしていた遠足に熱のため行けなくなりました。あまりの悔しさに遠足に行くとだだをこねる咲でしたが、じいちゃんに「二人で遠足をしよう。」といわれ、じいちゃんと家に残ることになりました。 咲はじいちゃんの部屋で大声で泣き、寝入ってしまいます。すると壁にかかっていた、ひょっとこおじさんとおかめおばさんのお面が、咲が泣くたびに成長してきた様子を語りだします。

咲が起きると、お面のふたりは語るのをやめました。そして、咲とじいちゃんは家の中で遠足を始めます。

3月

ジョージと秘密のメリッサ
  アレックス・ジーノ 作
島村浩子 訳
偕成社

主人公のジョージは10歳の男の子です。ジョージはある悩みを抱えています。それは、体は男の子だけど自分は女の子だと思っていることです。

ジョージのような友だちを「トランスジェンダー」といいます。ジョージは学校で「シャーロットのおくりもの」という物語に出会ったことで、生活にある変化が訪れます。 女の子として認めてもらいたいと奮闘するジョージと、周囲の人たちとの心温まるお話です。

宇宙からのことば
  毛利衛 文
豊田充穂 絵
学研プラス

地球から命がけで宇宙にとびたった宇宙飛行士たちのことばを集めた一冊です。宇宙で体験したこと、感じたことのひとことひとことが想像力をどこまでも広げてくれます。日本初の宇宙飛行士、毛利衛さんの解説は、未来への夢と憧れをふくらませてくれます。宇宙で起こる不思議な現象がリアルに描かれた自然科学の本です。

ぼくらは鉄道に乗って
  三輪裕子 作
佐藤真紀子 絵
小峰書店

悠太は鉄道が大好きです。4年生になって学童クラブが終わり、図書館に通うようになりました。月刊誌「鉄道ファン」を図書館で読んでいるうちに、5年生の鉄道好きの隼人と出会います。同じ頃、悠太と同じアパートに越してきた同学年の理子は、ある「事情」を抱えていました。

学年がひとつ上がり、悠太と隼人と理子は、理子の「事情」のため遠いローカル線に乗ります。初めての遠出と「事情」で3人の友情が深まります。

4月

クララ ―300年前にはじめてヨーロッパを旅したサイのはなし―
  エミリー・アーノルド・マッカリー 作
よしいかずみ 訳
BL出版

300年前、まだサイがヨーロッパでまぼろしのけものと呼ばれていた時代に、ヨーロッパをオランダの船長と共に旅したサイがいました。名前はクララ。これは、本当にあったお話をもとに描かれた絵本です。クララの17年間の旅と、船長との絆があたたかい絵で描かれています。

ぼくのつばめ絵日記
  深山さくら 作
宮尾和孝 絵
フレーベル館

雄太は、親友の伸くんにうまく言い出せないまま、3年生の修了式の翌日に引っ越しました。引越し先の若草町で一羽のつばめをみつけた雄太。前の学校での最後の日にみかけたつばめを思い出し、つばめ絵日記を書き始めることにしました。つばめの子育てや巣立ち、新しくできた友達とのかかわりを通して、ずっと気になっていた伸くんにハガキを出すことができました。

つばめへの愛情や、友達との友情を感じるおはなしです。

5月

古典から生まれた新しい物語 恋の話 迷宮の王子
  日本児童文学者協会 編
偕成社

古典作品をモチーフに、現代の作家が新しく創作した恋の話4編が収録されています。タイトルの「迷宮の王子」は男性として生きる少女の苦悩と、幻の少女に恋してしまった王子の悲劇の物語です。また、「ロピンと握手」では誰かを好きになることと、別れの物語が描かれています。

モチーフとなった古典がどんな物語なのかを想像してみるのもおもしろいです。この本のシリーズには「冒険の話」「おもしろい話」「こわい話」「ふしぎな話」があります。

ふたりユースケ
  三田村信行 作
大沢幸子 絵
理論社

2年前に亡くなった彼(大川ユースケ)は神童と言われ、町中の期待を背負っていました。お盆にその町に引っ越してきた僕(小川ユースケ)は、彼に生き写しの姿と同じ名前ということから生まれ変わりと騒がれ、やがて僕を「大川ユースケ化」するという計画がすすめられていきます。それを重荷と感じ始めた頃、彼のいとこのミキが現れ、彼の遺書を渡されます。その遺書を通して、僕は彼の本当の思いを知ることになるのです。

ぼくとベルさん−友だちは発明王−
  フィリップ・ロイ 著
櫛田理絵 訳
PHP研究所

1908年の春、10才になったエディは、父親に大事な用事を頼まれましたが、文字が書けないために大失敗をしてしまいます。文字の読み書きが苦手なエディは、家族や学校の友達から冷たくされていきます。そんなある日、有名な発明家、ベルと出会います。エディに特別な才能を見出したベル。彼との交流はエディにとって刺激となり、少しずつ積極的な姿に変わっていきます。ベルとエディの心温まる友情物語です。

6月

塩ができるまで(すがたをかえるたべものしゃしんえほん13)
  宮崎祥子 構成・文
白松清之 写真/td>
岩崎書店

わたしたちの生活に欠かせない「塩」はどのように作られているのでしょう。実は塩づくりとは海水から塩をとり出すことなのです。昔ながらの「塩田」を用いた製法で塩をとり出している場所がなんと東京都にあります。塩が出来るまでを写真を使いわかりやすく説明しています。

高尾山の木にあいにいく
  ゆのきようこ 文
陣崎草子 絵
理論社

日本一登山客の多い山、高尾山に生息している樹木を紹介した本です。主人公である“おじいさん”は長年登り続けてきた山道を、ミズキ、ガクウツギ、コクサギ等、様々な木や花を観察しながら歩いていきます。木は会うごとにちがう姿を見せてくれるのです。読み終えると、一緒に高尾山に登ってきた気分になれる本です。

オバケとキツネの術くらべ(スギナ屋敷のオバケさん2)
  富安陽子 作
たしろちさと 絵
ひさかたチャイルド

スギナ屋敷のオバケさんシリーズ第2弾。オバケさんの本名は尾羽健一郎、もちろん人間です。しかしこのオバケさんというあだ名のせいでオバケたちが仲間だと思って寄ってきてしまうのです。この日もスミ丸ギツネが術くらべを挑んできたから大変!キツネに化かされて、オバケさんの車は同じ道を何度もぐるぐる通り、家に帰れなくなってしまいます。助けてくれたのはやまんばさんというあだ名の娘さん。でも、この娘さんは本当の“人間”なのかしら?テンテル山の楽しい大騒動のお話です。