没後三○年 向井潤吉の戦争体験 そして民家との出会い ー 作家・火野葦平、音楽家・古関裕而と従軍したインパール作戦
- 下馬
- 掲載日2025年7月1日
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■パネル展「没後三○年 向井潤吉の戦争体験 そして民家との出会い ー 作家・火野葦平、音楽家・古関裕而と従軍したインパール作戦」
内容 |
民家を描いた作品群で知られ、世田谷区名誉区民でもある画家・向井潤吉は戦時中、戦地に赴き作戦記録画を描きました。 日中戦争開戦時は一画家として従軍を志願、前線を直視しようとします。 そして、「太平洋戦争で最も無謀な戦い」とも言われるインパール作戦には、軍の委嘱を受け芥川賞受賞作家の火野葦平、 世田谷区代田に暮らした音楽家・古関裕而らと共にビルマに向かいます。 「インパール入城感激の詩を葦平さんが作り、古関さんがそれを作曲、私は入場の華々しい状況を描く」予定でしたが、 実際に目にしたのは「崩壊する寸前の戦線」(※)でした。 (※「小さい感慨」『本の手帖』1963(昭和38)年8月号「草屋根と絵筆ー画家向井潤吉のエッセイ」国書刊行会 2018(平成30)年に再録)
本パネル展は向井自身の言葉を中心に引用、再構成し、その戦争体験と生涯のテーマである民家との出会いを紹介するものです。 また、せたがや未来の平和館(世田谷区立平和資料館)が所蔵する関連資料も展示します。 戦後80年となる今夏、向井潤吉の体験を通して、平和について再考いただければ幸いです。
※パネル展会場での向井潤吉作品の実物の展示はありません。両会場のパネルは同一内容です。 |
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会期前半 |
下馬図書館 会場 展示期間:2025年7月11日(金曜日)~9月10日(水曜日) (※8月14日(木曜日)は休館日となります) 開館時間:午前9時~午後7時 住所:世田谷区下馬2-32-1 電話番号:03-3418-6531 ●パネル展示会期中、所蔵図書資料から関連図書の特集展示を行います。 ●図書資料の一覧はこちら:準備中 ●駐車場はありません。交通機関をご利用ください。 |
会期後半 |
せたがや未来の平和館(世田谷区立平和資料館)会場 展示期間:2025年9月13日(土曜日)~10月5日(日曜日) (※火曜日休館(火曜日が祝日の際は開館し、翌水曜日休館) 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時45分まで) 住所:世田谷区池尻1-5-27(世田谷公園内) 電話:03-3414-1530 |
対象 |
どなたでも |
費用 |
無料です |
その他 |
会期中の開館時間は自由に展示をご覧いただけます。 |
■関連企画
関連企画① |
講演会「向井潤吉ー時代と作品をめぐって」 講師:橋本善八氏(世田谷美術館 館長) 1986年より世田谷美術館に勤務。 晩年の画家と10年近く交流し、向井潤吉アトリエ館の開設に携わる。 また、「企業と美術シリーズ」などの多くの展覧会企画を担当。 祖父(画家・橋本八百二)が遺した作戦記録画の大作「ニューギニア作戦」を近年、ゆかりの岩手県立美術館に寄贈した。
日時:2025年8月10日(日曜日) 午後2時~4時 会場:太子堂区民センター(世田谷区太子堂1-14-20) 対象:どなたでも 定員:60名(先着順・予約制) 参加費:無料(要申込) 受付開始日:7月1日(火曜日)受付開始 申込先:下馬図書館(電話:03-3418-6531) 申込方法:図書館窓口または電話でお申込みください(下馬図書館以外では申込受付できません) |
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関連企画② |
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 ギャラリートーク 講師:池尻豪介氏(世田谷美術館 学芸員)
日時:2025年8月14日(木曜日) 午前10時30分~11時 会場:世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館(世田谷区弦巻2-5-1) 対象:どなたでも 定員:20名(先着順・予約制) 費用:参加には観覧料が必要です(一般200円/大高生150円) 受付開始日:7月1日(火曜日)受付開始 申込先:下馬図書館(電話:03-3418-6531) 申込方法:図書館窓口または電話でお申込みください(下馬図書館以外では申込受付できません) |
関連企画③ |
パネル展示・平和館常設展示の案内・解説 下馬図書館企画担当者・平和館専門員による
日時:2025年9月28日(日曜日)午後2時~3時30分 会場:せたがや未来の平和館(世田谷区立平和資料館) 対象:どなたでも 定員:先着15名(当日直接会場にお越しください) 参加費:無料 |