「世田谷区家庭読書の日」にお届けするおはなし 第41回 きみがえらぶのはどれ?
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- 掲載日2021年7月23日
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世田谷区では、「毎月23日は、世田谷区家庭読書の日」として家庭での読書をすすめています。
毎月23日に図書館職員が子どもの本のことや図書館での楽しい出来事をお届けしています。
第41回 きみがえらぶのはどれ?
「もしもだよ、」ではじまるシュールなおはなしです。優しい淡彩の絵とのギャップも素敵です。
『ねえ、どれがいい?』
ジョン・バーニンガム さく まつかわまゆみ やく(評論社)
見開きのページいっぱいに、キビシイ選択をどんどん迫ってくるので、つい一生懸命考えてしまいます。
「ねえ、どれがいい?、ヘビにまかれるのと、サカナにのみこまれるのと、ワニにたべられるのと、サイのしたじきと。」
さあ、お子さんと一緒に究極のチョイスを楽しんでみてください。お互いの思いがけない一面がのぞけるかもしれません。
この絵本は、1983年(新版は2010年)に出版され、長く読み継がれています。そして続編『またまた ねえ、どれがいい?』が、2018年に出版されました。
『またまた ねえ、どれがいい?』
ジョン・バーニンガム さく まつかわまゆみ やく(評論社)
子どもたちと一緒に、「晩ごはんのおかずは、納豆だけと梅干だけと冷奴だけ。ねえ、どれがいい?」「算数で3点取るのと先生から呼び出されるのとピアノをさぼるの、ねえ、どれがいい?」などと言いあって楽しんでいましたが、やっぱり作者にはかないません。究極の選択は、まだまだ続きます!
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