第8回『子ども読書リーダー(子ども司書)講座』を開催しました
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- 掲載日2019年8月15日
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令和元年7月26日(金曜日)から7月31日(水曜日)にかけて、第8回『子ども読書リーダー(子ども司書)講座』を開催しました。
「子ども読書リーダー(子ども司書)」とは、その名の通り読書における「リーダー」として、学校で読書の大切さや面白さを広めたり、図書館で本の紹介や読み聞かせの活動をしたり、いろいろなことを行う子どもたちです。
講座1日目は砧図書館会場(26日・金曜日)と中央図書館会場(27日・土曜日)に分かれて、調べ学習を行いました。各々が興味や疑問を持っていることについて、図書館の本を使って調べ、わかったことや感じたことを紙にまとめます。決まったテーマは、鳥、ザリガニ、宇宙、本の歴史、歌舞伎など、様々なものがありました。(子どもたちの調べたテーマはこちら)
アンケートでは「インターネットで調べるより本で調べた方がやりがいがあるし、調べた内容を覚えるなと思いました」「家でも、自分の好きなことを調べたりしてみようと思いました」という感想があり、子どもたちにとっても新鮮な体験だったようです。始めは難しそうだと感じていた子どもたちからも、調べることの楽しさに気付いたという声をたくさん聞くことができました。
講座2日目(31日・水曜日)は自宅から近い図書館に分かれて、図書館の本に付いているラベル「請求記号」や本の並べ方、本の装備の仕方など図書館のことを学んでもらいました。午後は、おはなし会に実際に参加して、小さな子どもたちへ絵本や紙芝居の読み聞かせを体験しました。本の持ち方や声の出し方などの練習中は和気あいあいとした雰囲気で、練習にもみんなで積極的に取り組み楽しみながら演じてくれました。
実際におはなし会が始まると緊張した様子でしたが、堂々とした姿で習ったことをきちんと守って絵本を読んでくれました。
読み聞かせを体験しての感想では、「本の持ち方やめくり方にも気を付けてやっているのがびっくりした」「(紙芝居について)役によって声を変えて読むのがむずかしかった」などがあり、ふだんおはなしを聞く立場とは違った、様々な発見があったようでした。
中央図書館では、くまとうさぎの手袋人形を使って挨拶をするなど、積極的に子どもたちを楽しませようとしてくれました。
読み聞かせを真剣に聞いてくれる子どもたちの様子に、とても満足しているようでした。
2日間の講座をどちらも受講した子どもたち67名に、修了証をお渡ししました。
これからもそれぞれの図書館、そして学校や地域で、本を通して活躍してもらいたいと思います。
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